日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

干支では午です

2013年12月06日 | 陶芸


 薄墨書きのはがきが何通も届く。親兄弟を見送られた方が多い。逝かれた身内になれば思いはつのることだろう。そんな中、在京で現役、60代前半の後輩から妻を見送ったとい1枚がある。詳しいことはわからないが、亡くなった人もその両親も存じており、早い死別を惜しむしかない。

 新聞の投稿欄や生活面などでは年賀状の話題が載り始めた。それぞれが長年の自己流の作り方で年賀の挨拶と近況を知らせあう。年賀はがきの取り扱い数は右下がりが止まらないという。クリスマスカードにも似たような現象が起きているのだろうか。一方で、年明けとともに電波に乗せる新年の挨拶で通信障害が起きるという。

 来年の干支はウマだが「字は午であって馬ではない」と教えられた人が「えっ」と素っ頓狂な声をあげた。聞けば、これまでアレンジした「馬」の字をメインにして出したという。その人の歳から考えて回数は片手には達してはいない。もらった方もアレンジ文字を気に入り、待っておられるかも、と慰める。

 時代劇では時を干支で呼んでいる。子の刻、丑の刻、寅の刻・・・と、では午は何の刻かというと「午(うま)の刻で九つ」、今でいえば12時で正午を表す。こうしてみると干支は古くから庶民の生活に根付いていたと思える。陶芸教室での課題は午。講師が全員に型紙をプレゼントするも、出来上がりは個々の人柄が午になる。年末の窯出しが楽しみだ。
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