日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

来訪者の仕分け

2013年12月03日 | 生活・ニュース


 門扉を開いて入りチャイムを押し来訪を告げる人がリビングのモニターに映る。映っている人がわかる時はすぐに応対に出る。初対面の人も多い。その大方は営業という訪問販売関係だ。新しい飲料なので試飲を、流しに置くと重宝するグッズ、人生を明るくする本など興味をそそる言葉が呼びかける。

 日々の生活に必要なものは一応揃っており、故障破損などしない限り新しい製品を求める必要はない。本は宗教関係の感じがする。CMで次々披露される健康を売り物にする飲料、試飲すれば断りずらくなり、インターホーンでお断りする。「チラシだけ置かせてください」と若い健康的か声が返ってくる。悪い気はしない。

 来訪の用件を聞くと「説明するので玄関に」出てこいとは言わないが、そんな口ぶりの者もいる。これは普通ではないとお帰り頂く。そんな来訪者は門扉を力任せに閉めて立ち去る。ガチャン、アルミ製の門扉はおびえたような音を立てる。その姿はモニターに映っている。こうした来訪者は社名などは名乗らない。

 おれおれ詐欺は形を変え高齢者から現金をだまし取っている。優しい言葉や金儲けのうまい話が来たら乗らないことが第一。ある会話の中で「万一、金送れの電話がかかってきたら、振込料を先に送れ、といってみるか」。その人の家にはまだこうした電話はかかっていない。さては騙し屋は、かかる人とそうでない人の仕訳帳でも持っているのだろうか。いやいや、かからないと思ってもかからせるのが騙し屋の手、ぼけてはいられない。
コメント (2)
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