
その道に余り関心がなく不勉強であったのでお叱りを受けるだろうが、仕方ない。それは俳句で「花」といえば「桜の花」のことだということを最近知った。その説明に「古来の文人武人は、爛漫と咲く桜を称え、散りぎわの潔さを愛惜した」とある。確かに日本人の心情によくあっている花だと思う。
染井吉野3千本と案内される名勝・錦帯橋周辺の桜が満開になった。今日も花見の人は多い。開花から10日目、今夜から雨、それも強くて雨量も多いという予報。サクラのためには、あと数日降らないで欲しい。そしたら週末もいい花見が楽しめるだろうに。
花筏にはまだ遠いが、お堀の水面に花びらが浮いている。早く咲いた花びらが散っているのだろう。これも風情のある光景だがもう少し満開でいて欲しい。染井吉野は花の中心が赤みを帯びると散りやすくなるという。散策しながら探してほしい。
この春も桜と錦帯橋を背景にした構図で「シャッターを押して」と何人かから頼まれた。そこは地元の住民、気持ちよく受ける。出来あがった写真をみて「もういちど錦帯橋へ行ってみたい」と思ってもらえたら、自分の写真を整理しながらそんなことを思っている。