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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

失敗に学べ

2012年04月09日 | 生活・ニュース
           

景気下降につれカレンダーの入手が難しくなっている。年末になると「お持ち刈り下さい」と小売店で勧められ「たくさんあるから」とそれを断った頃もあったと懐かしむことがある。金融機関でも我が家の貯蓄くらいでは、求めないと手に入れることが難しい。

カレンダー、辞書では「暦」「七曜表」とある。味気ない説明だが辞書だから仕方ない。若い時には、そこに載せられている格言や詩や古くからの戒めなど、幾度も納得したり感心し、よしそうなろうなど殊勝な気を起こしたこともあった。それだけで、実践が伴わず、今はこんな姿になっている。

この「失敗」のおかげでといえるくらい「失敗」から学ぼう

これは、4月の暦の頁、優しいタッチの桜の水彩画のそばに大きな肉筆で載っている言葉。1年前の大震災を機にして人、地域、社会、政治、経済、災害など多くのことで見直しの必要が説かれ、対策が進められている。しかし、功を焦って結論を出してはならない。その結論は拙速であり失敗から学んだことにならない。

「失敗学会」というNPO法人を設立された畑村洋太郎氏(工学院大教授、東大名誉教授、第三者機関の原発事故調査委員会委員長)は報告書について「100年後に見たとき、恥ずかしくない中身にしたい」と話されている。氏は失敗の原因を徹底的に究明し「失敗の分析・分類をおこなって、失敗知識を有効に活用する」活動をされているという。

かって「この年金制度は100年後まで安心です」と豪語した大臣もおられたがその制度たるやみじめなものだった。年金への不信が高まり、いまも継続している。「失敗は成功のもと」という。それはしっかりした反省と欠点を改めることが肝心。自戒を込めてここに残しておこう。

(写真:錦帯橋、第3代当主・吉川広嘉は過去の架橋流失原因を調べ対策を講じ錦帯橋の架橋に至った)



コメント (2)
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