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自民党総裁選で3人の候補者が合同で遊説中だ。気の毒なことに当選しても総理にはなれない。総理になれない2人目の総裁ということになる。いま、3人の候補者以外にニュースへ登場する自民党議員はいない。与党と野党ではこれほどの落差がある。
衆参の議員数が200人からの再生出直しを図る自民党。いらぬお世話かもしれないが、これまでの体質を変える意味からも思い切って「総裁」の呼称を変えてみてはどうだろう。鳩山民主党代表を鳩山総理と呼んでも違和感はない。総裁という意味には長い歴史があり、これまでは政権与党のトップとしては相応しかったのだろうが。
候補者3人の演説映像を見ると、かって野党が叫び続けた視線で語られている。与党時代にはおごりにも感じた言葉が少ない。素直に変革の芽生えととらえてあげたい。そのためにも総裁という寄り付きがたい呼称より親しみのある名前にしてはどうだろうか。絶対与党に戻ったらふさわしい総裁に返す。
麻生前総理の朝は複数のSPを伴ってのジョギングから始まっていた。鳩山総理は門扉を閉めるところから映し出される。ここにも違いがある。どちらがどちらというわけではないが、何か違いを感じる。麻生前総理は今もジョギングされているがSP1人が伴走、いらぬお世話だが寂しい映像だった。
(写真:スッテプを踏んで議員を育てそして席を譲っていこう)