みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

体裁ではなくて

2016年05月20日 | 歴代誌第一

歴代誌第一 15章

 当地は夜の10時になってもまだ西の空が明るい…、そんな時になってきました。夕食以降にたっぷりの時間があるという、何か得した気持ちになります。寝不足にご用心を、ですね。

 ダビデは、再び神の箱をエルサレムに運び入れたというのが、きょうの箇所に書かれていることです。前回は、高揚感が先に立って、神がするようにとお求めになったことを抜かしてしまったために、ウザが打たれて死にました。ですから、ダビデは今回は、もともと神がお定めになったとおりに、祭司やレビ人を神の箱を運ぶための奉仕者として選び、しかも、彼らの身をきよめた上で奉仕に当たらせようとしました。

特別な装束を身にまとって、喜びを隠さずに身体全体で表すダビデの姿に、改めて教えられます。

 一つは、ダビデは前回の反省から静かにおごそかに神の箱を運ぼうとはしていないことです。あの、大きな事件のゆえに萎縮することなく、前にもまさって大きな喜びを体全体で表しています。王であるゆえの威厳などというのはかなぐり捨てて、一人の神の民として、精一杯神をほめたたえようとしています。それは、妻のミカルのさげすみを身に受けることになるのですが、さげすまれても、けなされても、神がともにおられることの素晴らしさをなんと言われても、身をもって表しています。

 かなぐり捨ててよろこぶ…このことの意義について、考えさせられています。


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