サムエル記第一 8章
土曜日夕方、買い物に出かけたところ雨が…。そして、買い物を終えて帰宅した時に雨があがりました。こんな日もありますね。
この章には、サムエルがさばきつかさとして任命した二人の息子たちが、その務めを果たすことなく、むしろさばきを曲げていたことを理由に、「王を立ててほしい」と長老たちがサムエルに訴えたことと、その結果とが記されています。
「王を立ててほしい」という直接のきっかけは、サムエルの息子たちの不祥事でしたが、想像できるのは、イスラエルの人々のかなりは心のうちで、自分たちにも王がほしいと思っていたのではないかということです。特に、西隣のペリシテとの緊張が長く続く中、彼らは領主(王)を持つペリシテに相対(あいたい)するためには、王を持つことだと考えていたのです。
サムエルは、最後のさばきつかさと考えられています。そして彼は神のことばを人々に語る預言者でした。イスラエルは、そのようにして何とか難しい対外関係を通って来たのです。
サムエルの答えははっきりと「否」でしたが、彼は自分の否を押し通すのではなく、神にそのことを祈りました。このサムエルの姿は誰もが学ぶべきものです。
人々の上に立つ者は、自分が行っていることに不満や注文が出てきたとき、なかなか受け入れることができません。自分の判断や気持ちとは反する願いが出てきたときどうするのかは、私たちの心を探ります。
神に祈るという道を持っているのは、そのようなときこそ、大切なのです。