出エジプト記 40章16−38節
通りに沿って植えられている野ばらが小さく、にぎやかに花を咲かせています。ピンクがお気に入りです。あまりにも美しいので、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。
読み進めてきた出エジプトも、本日で読了。「みことばの光」で次は2029年に読むことになっているのですが、さてその頃私はどうしているでしょうか。
本書は感動的な光景で閉じます。主が命じられたとおりに彼らが製作した幕屋と備品類、主が命じられたとおりに組み立てられて置かれたそれらのもの。燭台に明かりが灯され、金の祭壇で香が焚かれ、内庭の青銅の祭壇でささげ物がささげられ、洗盤でモーセやアロン、アロンの子どもたちは手と足を洗いました。
その一つ一つの工程には「主がモーセに命じられたとおり」ということばが添えられています。彼らは、幕屋製作の工程のすべてを「主が命じられたとおり」に為し遂げました。その時に、主のみわざを見たのです。それは34節以降に描かれています。
繰り返される「主の栄光が幕屋に満ちた」ということばに目が留まります。そして、主が幕屋に臨在しておられるということを彼らが体感できるように、雲が会見の天幕を覆いました。主と顔と顔とを合わせて語ったモーセもそこに入ることはできないほどのことでした。
38節は、出エジプト記の終わりにふさわしいことばだと思いました。「旅路にある間」ということばが目に留まります。約束の地を目ざす旅路をずっと主はともに歩まれるのです。
「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます」(マタイ28章20節)と弟子たちに約束された主イエスのことばをおぼえて、本書をひとまず閉じたいと思います。