みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

祝福のために

2021年05月28日 | 歴代誌第一

歴代誌第一 23章1−23節

 天候が目まぐるしく変わる週ですが、外に出られない時には室内で紙飛行機を飛ばしたりしています。4歳の孫が妻と私に作ってくれたもので、これがよく飛ぶのです。私が作った紙飛行機はあまり飛ばなかったのですが、どこで覚えたのでしょうか。

 本章から26章までには、神殿で仕えるレビ部族の人々の名前とその務めについて、ダビデが人数を数え、役割を分担させたことが書いてあります。自分が神殿を建てることは叶いませんでしたが、後継者ソロモンが建てる神殿で神に仕える人々を編成し、確認したのです。

 レビ部族は、創世記後半に登場するヤコブの12人の子どもたちの三番目のレビの子孫たちであり、出エジプト記、レビ記や民数記では、彼らは神への奉仕者として神にささげられました。

 歴代誌は、バビロン捕囚から帰還して国を再興しようとする人々にまず語られたものです。ここにレビ部族の務めにかなりのスペースを割いているのは、国の再興の土台、拠りどころを神への信仰、礼拝に置こうとしているからです。13節に「彼とその子たちが、とこしえに主の前に香を焚き、主に仕え、とこしえに主のみ何よって祝福するため」とあります。これが、レビ部族の務めです。神殿が建てられ、町が再建され、人々の営みが再び為されるようになったとしても、神の祝福がなければ、それは虚しいのです。

 そして、この務めは新約時代の私たち信仰者たちに受け継がれまれてきました。何よりも大切なのは、神の祝福の中に歩むこと、そのためにキリスト者は、主の前に祈りという香を焚き、主に仕える、神の祝福を人々にもたらすのです。とこしえに香は焚かれているだろうか…。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。