みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

思いを超えて

2024年06月26日 | サムエル記第一

サムエル記第一 10章

 昨日午前(日本時間の夕方)、「みことばの光」を発行している聖書同盟のオンラインでのミーティングがあり、昨年度「みことばの光」の発行部数がほぼ販売されたとの報告がありました。聖書を毎日読むために本誌が用いられていることを感謝しております。

 本章は、サウルが君主、王としてサムエルによって油を注がれることから始まります。王になろうとする野心も努力もない青年が、ある日突然「あなたを王とする、主がそのように選ばれたから」と言われたら、何が起こったのかと戸惑います。それが、この時のサウルの偽りのない思いでした。

 サムエルはそのようなサウルの気持ちなどお構いなしに、次々と事を進めています。そしてサウルが、自分に起こったありえないことが偽りでないことを二つのしるしによって確かめられると語ります。まずサムエルは、その日のこれから先にサウルの身に何が起こるのかを語りました。次にサウルの上に主の霊が下りサウルが新しい人になると語りました。

 そして、それら二つのことが実際に起こったのです。この章を読むと、「荷物の間に隠れている」とか、軽蔑されても「黙っていた」とかと描かれていますので、サウルにとって「王にされてしまう」という戸惑いは大きかったことが伝わってきます。しかし、主はそのような彼にも分かるように、いや否定しようとしてもできないようにと、このような目に見えるしるしを与えられたのだと考えます。

 思いを超えて、予想をはるかに超えて、神は事を行われる方です。


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