みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

祝福するヤコブ

2018年04月20日 | 創世記

創世記 47章

 住んでいるアパートの屋根を新しくすることになり、大家さんと業者の方が屋根裏に…。私が仕事をしている部屋に屋根裏へのはしごが通じています。「工事が終わると夏は快適になりますよ」と大家さんは言っておられましたが、さて…?

 創世記47章は、前半にファラオとヤコブの家族との面会、後半には飢饉に際して発揮されたヨセフの知恵について書いています。ヨセフは、ファラオと家族が会うためにも周到な準備をしました。まず兄弟五人をファラオの前に連れて行きます、五人は、ヨセフが予め教えたことばで、ファラオの質問に答えます。これによって、家族はエジプトでもっとも良い地に住むことができるようになりました。

 次にヨセフは、父ヤコブを連れて来ます。ここでヤコブがファラオを祝福するということに目が留まります。はじめに祝福し、立ち去る前にも祝福します。立場から言えば、ファラオはエジプトの最高権力者で一方のヤコブはカナンの地からやって来た寄留者です。

 しかし、この場面では立場が逆のようにも見えるのです。130歳の年長者だから、ヤコブは若いファラオを祝福するということなのでしょうか。全能の神によって祝福の基としての使命をえたアブラハムの子孫として、ヤコブはここでファライを祝福していると考えられます。

 それは、イエス・キリストによってアブラハムの子どもとされた神の民が、この世界に何をもたらすためにいるのだろうかということを、表わしているように思えるのです。

[お詫びと訂正]4月20日の「みことばの光」誌、47頁4、5行目の文章に誤りがありました。お詫びし、次のように訂正いたします。

[誤]ヤコブの「しあわせ」は息子たちにも及んだ。彼らはエジプトで住む場所を備えてくれたヨセフに感謝し、パロの奴隷となると言った(25)。

[正]ヤコブの「しあわせ」は息子たちにも及んだ。


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