コリント人への手紙第一 8章
街歩きをして、お茶の時間にお店に入りました。みんなでケーキも注文することになり、いろいろなケーキを見ていると、日本語で話しかけられてビックリ! ここでお仕事をしているとのこと。美味しいチーズケーキをいただきました。
パウロは、偶像に捧げた肉を食べることへと話を進めます。当時のコリントには、偶像に献げた肉が市場に出回っていて、そうでない肉を見つけるのがむずかしかったと想像する人もいるほどです。ユダヤ人は偶像に供えられた肉を食べれば汚れるとして決して食べませんでした。イエスをキリスト、メシアと信じてクリスチャンとなってからも、ユダヤ人のクリスチャンはそうしており、異邦人のクリスチャンとの間にこれを巡って論争があり、そのために教会はこのことを話し合うためにエルサレムで会議を持ったのです。使徒の働き15章にこの会議のことが記されています。
「知識は人を高ぶらせ、愛は人を育てます」というのが、この問題に光を当てるためのパウロの基本姿勢だと思いました。コリント教会の中には、元々偶像には力はないのだから、偶像に献げる肉を食べても汚れることはないという知識を掲げる人々がいました。パウロはそれを認めています。
しかし、「すべての人にこの知識があるわけではない」とも言います。そのような知識をひけらかして偶像に献げた肉を食べることによって、信仰につまずく弱い人々がいるのだと、パウロは諭します。そして、パウロ自身は決して肉を食べないとこの章を締めくくります。
愛とはどのようなことなのかと、挑戦されているようです。