ヨブ記 40章
火曜日の朝、「ネットグループデボーション」に加えていただきました。読んだのはヨブ記39章。一人びとりのみことばの観察、そして発見に教えられることが多く、あっという間に2時間が経ってしまいました。カメラをオフにすることで、聖書に集中できるのだということが分かりました。あなたもいかがでしょうか?
ついにヨブが口を開きました。エリフが話した時も、そして神が直接ヨブに話した時も、彼は沈黙し続けてきました。しかし、「神を責める者は、それに答えよ」という神の命令に答えたのです。そのヨブがしばらくぶりに発したことばは「ああ、私は取るに足りない者です」でした。これは、神がヨブに期待していた応答でした。
ヨブがあれほど訴えていた疑問への答えが分かったのでしょうか。そうではありません。苦難の問題には何一つ答えは与えられていません。しかし彼は神がご自分の大きさ、強さ、深さを「これでもか」と言うまで語ってくださったことに満足したのです。それが、「私は取るに足りない者」との告白に現れています。
沈黙し続ける神に自分の義を訴えるうちに、ヨブの内側には高慢が顔をもたげてきました。8節には、「自分を義とするために、私を不義に定めるのか」との神のことばがあります。神は、ヨブの高慢の鼻をへし折られますが、だからといってヨブを駄目にしようとしておられるのではありません。
10―14節で神が語られるのは、ヨブにできるはずのないこと。すでに取るに足りない者だと告白している彼に追い討ちをかけるようなことばです。しかし、神の前に低くあるというのは知るべき人間の正しい立場です。神はヨブがそのことに気づくようにと促されるのです。