みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

聞かなければならなかったこと

2021年12月17日 | ヨブ記

ヨブ記 41章13ー34節

 私たちが洗礼を受けた教会の70周年の記念誌が送られてきました。懐かしい人々の名前が連なり、自分たちが教会に行き始めた頃のことを思い出します。こんなこともあった! と忘れていたこともよみがえってきました。

 レビヤタンについての神のことばは、細部に至ります。体を覆う皮に始まり、葉、背中、目、口、鼻、首、心臓、下腹…と続きます。創造者ならではの描写だと改めて思います。「口からは、たいまつが燃え出し、火花が吹き出す」などの表現を読むと、どこかで見たことがあるような気がしました。怪獣映画の「主人公」のようです。どこかユーモラスでさえあります。けれども、もし自分の目の前にこんな生き物が現れたとしたら、腰を抜かして歩けなくなってしまうに違いないとも思うのです。このようなことを思い巡らしていたら、怪獣映画を観に行って、あまりにも怖いので途中で家に帰ってしまった小学生時代を思い出してしまいました。

 最後に神はレビヤタンを「誇り高い獣すべての王」と呼ばれます。ライオンは百獣の王だと呼ばれますが、聖書ではレビヤタンなのですね。

 それにしても、なぜ神はヨブにベヘモトとレビヤタンについてこれほど詳細に語られたのでしょうか。ヨブが聞かなければならなかったことだからです。ヨブも含めて人間にはとても太刀打ちができないような「怪物」というべきこれらのものについて神が語るということは、神の偉大さを知らされるとともに、ヨブの心を強く探ったのではないかと思うのです。その神を不正だなどと自分が訴えたことについて…。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。