みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

神は知っておられる

2021年12月14日 | ヨブ記

ヨブ記 39章

 「家庭iPhone教室」をしました。メールの開通、「聴くドラマ聖書」のインストール、日本からのラジオニュースを時間差で聞くことのできるアプリのインストール、そして、テレビ通話のやり方を説明することができました。遠く離れて住んでいますと、祖国のラジオニュースを聞くのはちょっとした楽しみでもあるのです。

 ここで神は、生き物の数々の生態を取り上げられます。ここに出てくるのは、野やぎ、雌鹿、野ろば、野牛、だちょう、馬、鷹、鷲です。神はヨブに野やぎと雌鹿が子を産む時の様子を知っているかと問われます。ヨブには答えられないことを神は知っておられるのです。

 神はなぜ知っておられるのでしょうか。答えは神がそれらをお造りになったから…ということになるでしょう。それとともに、神はこれら野生の生き物の出産の様子を、大きな関心を持って見ておられるのだとも考えられます。

 昨日本欄に、イエス・キリストのことばを記しました。それは、「二羽の雀は一アサリオンで売られているではありませんか。そんな雀の一羽でさえ、あなたがたの父の許しなしに地に落ちることはありません」というマタイの福音書10章29節のことばです。そしてイエスは続けて「ですから恐れてはいけません。あなたがたは多くの雀よりも価値があるのです」と言っておられます。

 ヨブ記39章には人間の小ささ、限界を、神がヨブに思い知らせていることばが連なるのですが、それはまた、ヨブがここまでで味わってきた苦しみや嘆きを神はすべて知っておられたということをヨブに伝えていることでもあるのです。たとえ沈黙しておられたとしても、神はヨブのすべてを知っておられ、しかも大きな関心を持ち続けておられたのです。愛するゆえに…。


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