みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

今は、光を見ることができないが…

2021年12月10日 | ヨブ記

ヨブ記37章

 2021年はコロナで一年が染まってしまいそうな…と思っていたら、あと20日ほどになってしまいましたね。

 32章から続いたエリフのことばはここで終わり。エリフは稲妻、雷鳴、雪、大雨、突風、寒さ、暑さなどの自然現象によって神の大きさに、神の完全な知恵に気づくようにとヨブに促します。ここには記されていませんが、日本人はこれに地震を加えることでしょう。子どもの頃は稲妻と雷が怖くて怖くて…、よく押し入れに入って耳を塞いでいました。

 これらの自然現象は人間が小さくなってしまうようなものでしたが、そのメカニズムが明らかにされるようになりつつあります。だからといってすべてが分かったということではないでしょう。ヨブは試練の中で、自分の知力を総動員して言われなく罪人と決めつける友のことばをはねのけ、沈黙する神に訴えてきました。友は語ることばをなくし、神はなおも沈黙しておられます。そんなときに口を開いたのがエリフでした。

 エリフはヨブの高慢さに気づくように促してきました。一生懸命取り組んでいるから、考えているから正しいのだとは言えません。そのように生きていればそれだけ、神の前に自分を正しく置くべきなのだです。

 21節の「今、光は見ることができない。それは雨雲の中に輝いている」ということばが心に留まりました。この時期、当地は太陽の光を見ることはとても少ないです。ある年末に一時帰国した折、どんよりとした雲から飛行機が抜け出ますと、さんさんと輝く太陽が! あの光景は忘れられません。

 そして、エリフの結論は「だから、人々は神を恐れなければならない」です。


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