サムエル記第一
日本への封書を送ろうと、1ユーロ10セントの切手を買おうとしたら、バーコードのついたラベルを発行してくれました。何となく味気がないと思いましたが、封書を個人的に送るのは稀なのだろうな、と納得できました。
王としてのサウルの手腕が試されるような事態がイスラエルに生じました。アンモン人はヨルダン川の東側の民族。かつてモーセが率いるイスラエルの民に自分たちの領土を奪われたことがあり、イスラエルが不安定であり、西側のペリシテ人からの脅威が続いていたので、その隙に乗じて奪還しようとしたようです。
ヤベシュ・ギルアデは、ヨルダン川東岸にありガド部族への割り当て地の中にありました。アンモン人はヤベシュ・ギルアデの人々に残忍な仕打ちをすると脅しました。ヤベシュ・ギルアデの人々はイスラエル中に自分たちを救ってほしいとの知らせを届けました。そして、サウルにもそれが知らされたのです。
6節に目が留まります。神の霊がサウルの上に激しく下り、サウルは激高したのです。なぜこんなにも激しく憤ったのでしょうか。それは、アンモン人はイスラエルをそしったからなのです。そしてイスラエルがそしられるということは、すなわち主なる神がそしられることでした。主が憤っておられるので、神の霊が下ったサウルも激ク憤ったということです。
彼はイスラエル中に、サムエルと自分に従って出てくるように、つまりヤベシュ・ギルアデをアンモン人から救い出すために立ち上がるよう呼びかけました。その呼びかけは、神の霊によるものでしたので、民は「主への恐れ」を持って呼びかけに答えました。戦いはサウルたちが勝利し、ヤベシュ・ギルアデの人々は守られました。
憤らなければならない時に「まあ、いいか」としていないか、憤るべきではない時に「キレて」いないかと、探られる事件でした。