みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

徹底して真実な

2015年12月29日 | 詩篇

詩篇89篇1−18節

 暖冬も日曜日まで、と予報されていたとおり、きのうは寒い一日でした。月曜日と木曜日に行われている中心街の教会での「30分オルガンコンサート」に行って来ました。4時半から始まり5時に終わって教会の外に出ると、晴れていたこともありますが、外はまだ暗くなっていませんでした。心なしか昼が長くなったようです。3日間休みでしたので、きょうは街にたくさんの人が出ていました。私たちも…。

 「みことばの光」は、詩篇89篇のはじめの18節に「真実」ということばが4回登場していると書いています。特に、8節の「主よ。あなたの真実はあなたを取り囲んでいます」ということばについて、「神のどこを突いても、その真実さにスキはないということ」だと説明しています。「スキのない真実さ」とは、決して裏切らないということだと思います。

 さらに、この箇所に四回登場する「真実」ということばについて、そのうちの三回について前後を見てみますと、並行することばは「恵み」です。つまり、神の真実とは、神に背いた者に神が恵みを注いでくださるということにおいて、決して偽わることなく、スキがないということです。

 救い主がお生まれになるとのお約束は、すでに最初の人が神に背いたときから明らかにされました。さらに時が下り、たくさんの預言によって救い主がおいでになるとの約束がなされています。そして、神は真実にこの約束を果たしてくださり、御子イエスをこの世界に生まれさせてくださったのだと思うと、感謝に堪えません。

*写真は「幼子を祝福するシメオン」(シュテーデル美術館)


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