いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

いつまで紙に書いてんだか

2015-05-18 01:55:40 | この国の憂鬱
大阪都構想の住民投票、
年齢別・地域別に様々な分析が加えられているけれど、
やはり僕が気になるのは投票率。

3割とか4割が当たり前の地方選なんかと比べて、
66%を「高い投票率」と報じるメディアもあるけれど、
僕にはとてもそうは思えない。

何が争点でどこに投票したらどう変わるのかがまったく見えない、
普通の地方選挙とはわけが違う。
大阪市をなくすのかどうか、自分たちの生活に直結する問題だ。
もし僕が大阪市民だったら、
投票行かないわけにはいかないな…と思う。
100%とはいわないまでも、8割を超えたっていい。
事実、敬老パスのかかった(笑)60代以上80歳未満では70%を超えていて、
8割に迫る年代もある。

それが、66.8%とは。

これは、大阪市民の民度がどうとか意識がどうの、
というだけの問題ではないんじゃないかな、と思う。
つまり「投票」というシステムがもはや完全に旧時代のめんどくさーいもので、
時間の流れ方も仕事の進め方もまったく変わってしまった
一般現代人(特に20-30代)の感覚とずれまくっているせいではないか、と。

投票率を見ると、30代で40%後半〜50%前半、
20代に至っては30%台である。
わざわざ投票所へ行くのも面倒だし。
紙に鉛筆、しかもマークシートですらなく、
用紙に「反対」「賛成」と書かせるというのも無駄にハードル上げてる気がする。
数えるのも人手でしょ?
なんだかなあ。いまどきなあ。

ネット投票にはまだ技術的な問題などが色々あるのかも知れないけれど、
早いとこどうにかしてくんないかなあ、と思う。
「パソコンやタブレットを使えない老人」には配慮するのに、
「面倒がって投票に行かない若者」については無策というのも、ねえ。

まあ、システム設計側に、
民意を100%近く反映されてしまうと困ってしまう人の方が多い、
ということなのかもしれないな。
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