いぶろぐ

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自分を信じるには

2019-01-19 02:02:22 | せんせいとよばれて
考えてみりゃ子供にはさ、親でも祖父母でも親戚でも先生でもいいけど、
全面的に信頼してくれて肯定してくれて味方になってくれる存在ってのが、
必要なんじゃないかな。

盲目的に溺愛というのじゃなくてさ。
なんていうんだろ、外部にはものすごく頭下げて守ってくれるのに、
自分と2人になるとちゃんと自分のこと信じてくれてるというか、さ。

思えば僕はそういう母親のもとに育ったし、
恩師や親族、近所に住んでたおじちゃん・おばちゃんにまでも、
そういう情の深い人が多かった。
就職もせず30までバンドなんかやってた僕が、なんとか人の道は外さず、
人並みに食えるように生きて来られたのは、
彼らをガッカリさせたくないという気持ちが強く原動力になっていた気もする。
ある意味での一線、プライドをくれたと言えるかもしれない。

いまは核家族化で、親以外の信頼できる大人と触れ合えることが少なくなって、
あまり人の家に口出しちゃいけないみたいな風潮もあるし、
するといきおい、親ばかりに心理的負担が集中しちゃって、
ツライ思いしている人も多いんじゃないかなあ。

なのに情報だけは山ほど飛び交うから、
親としてアレしなきゃコレしなきゃ、
ソレもできないなんて親失格だ、みたいな虚像ばかりが膨らんで、
肝心の子供自身と本当の意味でしっかり向き合うっていうところには、
意外と余裕が持てなかったりも。親だって忙しいしね。

その意味では、自信を喪っているのは子供というより「親」なのかもしれないね。
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