独奏と独唱と独習

2017年2月23日
僕の寄り道――独奏と独唱と独習

2 月 22 日は金子みすゞゆかりの出版社の女性ふたりに誘われ、小石川「学下コーヒー」まで歌とリュートの演奏を聴きにいった。演奏者は横山沙由子さんというソプラノの美しい声楽家で、リュートやオルファリオンをつまびきながら唄う。おじさんなので「サウンド・オブ・ミュージック」のジュリー・アンドリュースを思い出してうっとりした。

十数名が座れるだけの小さな空間である。いままで大きなホールで、弾いてるんだか弾いてるフリをしてるんだかわからないような状態でしか聴けなかったリュートを、ちょっとしたミスタッチがわかるくらいの近さで聴いた。こういうのを室内楽の愉しみというように思うけれど、厳密に言えば独奏(Solo)は室内楽に入れないらしい。

学下コーヒーにて

「近くていいけど真正面に若い女性がいるので眼のやり場に困る、なるべく視線を合わせないようにしている」
と小声で耳打ちしたら
「わかる、同性でもそうだもの」
と妻が笑う。

学生時代は眼が悪いので教室の一番前に座るのが好きだったが、教師と眼が合うとたいがい指されるので、視線の投げかけ方に注意していたのを思い出した。おかげで手帳にたくさんメモを取ったので勉強になった。


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