【ゴンドラ吊し】

【ゴンドラ吊し】

 

(『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2008 年 6 月 27 日の日記再掲

 

郷里静岡県清水、エスパルスドリームプラザ脇の大観覧車設置が急ピッチで進んでいるらしい。

清水在住の友人が三保へ出掛ける途中に見たらゴンドラが 4 個取り付けられており、帰りに再びドリームプラザ前を通ったらゴンドラが 9 個に増えていたと書き添えて写真を送ってくれた。

そして今朝見に行ったらゴンドラが 11 個に増えており、厳密な規則性は見あたらないけれど、ゴンドラ吊しは 1 箇所から順番ではなく全体のバランスをとりながら少しずつ進められるらしい。全部で 32 個のゴンドラをつるし終えるといよいよ装飾をのぞいてあらかた完成である。

この円柱形のゴンドラがジャンボ・エンチョーで売られているとしたら、ひとついくらぐらいするのだろうか。

こういう大型遊具の耐用年数がどれくらいあるのかは知らないけれど、滅多に見ることのないゴンドラ吊しのプロセスを見て、なんだか得した気分になった。

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▼カラ


黄色い花を見つけ
「(そうそう、こういうのは引っかけで実は花じゃなくて苞なんだよな)」
などと思いつつ心配なので、本当に苞(ほう)でいいのか帰宅後確認する。



カラー(阿蘭陀海芋=おらんだかいう)の白いものは洋服の襟に似ているから
カラー(collar=えり)と呼ぶのだろうと思いがちなのだけれど
正しくはCallaと書き発音は「カラ」なのも思い出した(=忘れていた)。

なかなか覚えないのは男だからだろうか。

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▼ローズのキャミソール

ズロースとキャミソール姿で義父母の慰問に出掛ける前のローズ。



ズロースとキャミソール姿のローズを見た義父が
「大事にしてもろうとるのう」
と眼を細めて笑っている。



キャミソール姿のローズを微笑みながら見つめつつ義父は
実の娘に鼻毛を切ってもらっているのだから
ローズに口がきけたら
「おじいちゃんだって大事にしてもらってるじゃない」
と笑うに違いない。

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▼花の来た道

日光御成道脇の路地にて。

この時期になると町のあちこちにムラサキカタバミが小さな花を付ける。
誰かが植えたわけでもなく、時には雑草として引き抜かれたりしているけれど
去年咲いていた場所に行けば今年もたいがい咲いている。



地下茎の部分を引き抜きにくいので駆除が難しいのだというこの花は
南アメリカ原産のものを江戸時代末期に観賞用として導入したことによる
帰化植物なのだそうだ。

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▼黄色いユリ

東京都豊島区西巣鴨、
東京大学豊島国際学生宿舎近くの路地にて。



息を呑むように黄色いオニユリで
これが「オウゴンオニユリ」と呼ばれる品種ではないかと思う。

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▼柄杓のある風景

東京都豊島区巣鴨の地蔵通り商店街。
とげぬき地蔵の町として名高いこの町に
延命地蔵をご本尊とする高岩寺が区画整理に引っかかって
上野駅近くから引っ越して来たのは1881(明治24)年だった。
お地蔵さまが地域振興に一役買ったことは事実だけれど
この地域は江戸時代からそれなりに賑わっており
それは中仙道の立場(たてば)だったからだ。



街道の宿場町と宿場町の間に茶屋や売店を生業とする家が集まって
集落化した場所を立場といい、
郷里静岡県清水あたりで立場だった場所を調べてみたら
静岡県鮨組合(青年部)のブログに面白い記事を見つけた。

静岡市駿河区国吉田に小吉田立場(国吉田)があり、
稲葉源右衛門の家が休憩所となっており、
長門鮓という桶寿司が有名だったという。

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▼線路際のヒルガオ

東京都豊島区駒込。
芥川製菓本社前から山手線を跨ぐ染井橋を渡ると
すぐ線路際の道をたどることはできなくて
数メートル進んで左折して線路際まで行かなくてはならず
その道と線路とによって作られる小さな三角形があり、
その三角形分だけ文京区本駒込が山手線を跨いで豊島区駒込側に飛び出している。
山手線が区界をバイアス切断したからこういうことになったのだと思う。



そういう不思議な三角形の二辺をたどって
線路際に出たらヒルガオが咲いていた。
子どもの頃は、朝咲くからアサガオ、昼咲くからヒルガオ、と覚えたが
アサガオもヒルガオも朝開くのであり、
ヒルガオは昼になっても閉じないからヒルガオなのだそうだ。

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▼芥川製菓前のユリ

東京都豊島区駒込。
チョコレートの芥川製菓本社前に白いユリが咲いていた。
チョコレート会社前の白百合というのはなかなか綺麗な取り合わせだと思う。



花が傷んでいない見事なタイミングに遭遇したのだけれど
アウトレットチョコレート格安販売のタイミングには遭遇したことがない。

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▼旧中山道

徳本上人の「南無阿弥陀仏」六字名号のある延命地蔵尊を出て
都電荒川線庚申塚駅脇の踏切越しに遠望する地蔵通り商店街方向。



この旧街道もまた直線のように見えて
望遠レンズで遠近感を減じて見れば
カクカクと曲がりながら続いて行くよくある旧街道風景を残している。

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▼緑の連想

日本人ではなく観光の外人は
緑の方のとぐろを見て何の味だと思うのだろうか。



“Spinach soft ice cream!”とか言って驚くのだろうか。
まさか
“Green feces!”
とは言わないと思うけど。

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▼植木だニャロメ!

意表を突かれてびっくりのプランタースタンド。



じっと見ていると「これでいいのだ」という気もするのだ。

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▼赤いバイク

郵便配達用の赤いバイクは3年間、
もしくは3万キロ走ると入れ替えになるので
古物商が入札により郵便局から買い受けるという。



昔から実用車に憧れがあるので乗ってみたいな、と思う。

郷里清水の実家前に停まる郵便配達用バイクは
停車中もエンジンをかけっぱなしにしているけれど
東京ではエンジンを切っていることが多い。
決まりというより集合住宅が多くて配達に時間がかかるからかもしれない。

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▼山下清『長岡の花火』

先日、山下清の貼り絵『長岡の花火』の
現物を所有されている方をテレビが取材し
細部のアップを見ることができて感動した。

その『長岡の花火』を額装したものが140,000円で売られていた。
「リトグラフ」と書かれているので「えっ!」と驚いて
近づいてみたら単なるオフセット印刷だった。



「SALE40%OFF」と書かれているがオフセット印刷とわかっていて
84,000円も払う人がいるのだろうか。
「リトグラフじゃないじゃないか!」
とクレームがついてたら
「かつて実弟監修で制作されたリトグラフを元に写真製版したものです」
とか言い逃れるのだろうか。ひどい。

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▼89……梯子の人々


東京都文京区。
本郷通り沿いで梯子に登っている人を続けて二人見た。。



向丘二丁目にて。



本郷六丁目にて。

梯子の梯子は珍しい。

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▼牛の上の犬

東京都台東区雷門。
焼肉『平城苑浅草雷門店』前のオブジェ。



朝鮮半島には牛に乗った犬に関する昔話でもあるのかしらと
インターネット検索してみたけれどそれらしき話は見あたらない。

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