電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
蕎麦屋の中華そば
2017年2月22日
僕の寄り道――蕎麦屋の中華そば
昭和の時代の大衆的蕎麦屋は食べ物なら何でもありで、蕎麦、うどん、丼もの以外に中華そば、さらにカレーやオムライスやハムエッグなどの日本的洋食もメニューに並べていた。
西池袋の編集事務所で打ち合わせを終え、西武池袋線椎名町駅めざして歩いていたら看板に《生蕎麦中華》と大書された蕎麦屋があったので入ってみた。
昭和の時代の蕎麦屋はオリジナリティあふれる中華そばを出す店が多く、同じ時代に子どもだった友人たちと会うと、
「あー昔ながらの蕎麦屋の中華そばが食べたいなー」
などという話になる。わが世代の《昔ながらの中華そば》といえば《蕎麦屋の中華そば》なのである。
生蕎麦と中華を併記しているような蕎麦屋なので、期待を込めて注文してみたら期待通りのチャーシューメンが出てきた。薄味で透き通ったスーブ、縮れてややこしのある麺、品の良い味付けのチャーシュー、昔懐かしいナルト、色味づけにゆがいたインゲン、そしてこれでもかというくらいに惜しげなく刻みネギが添えられている。存分にユニークである。
そして驚いたことに食べていたら昔懐かしいゼリーとオレンヂが出てきて、珈琲はホットとアイスどちらにしますかなどという。じゅうぶんすぎるくらい親切である。
ちょっと感動したので店名・住所・写真付きで日記に書いておく。
生蕎麦中華「可祢井そば (カネイソバ) 」
東京都豊島区千早1-25-1
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コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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ネットで見ると、リニューアルしてからはラーメンだけかもしれません。
リニューアルしてからは一回そばを食べに行ったきりなんで、また行ってみようかと思ってます。
来る機会があればぜひ。