▼大晦日の理容室

理容店の前を通ると新しい年を迎える前にすっきりしたいなと思うけれど
年末年始は親たちから目が離せない状況のため在京であり、
散髪は静岡県清水にある実家前の理容室と決めているので
すっきりするのは年明けまで我慢することにしている。



このところボケが激しい義父は
昨日近所の床屋で散髪をして貰ってすっきりし、帰りがけに
「今年も1年お世話になりました」
などと自分からすすんで挨拶していたと聞いてびっくりする。
何年間も世話をし続けている娘を
毎晩泣かせているじいさんとはとても思えない。

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▼初子(はつね)と初甲子(はつかっし)

12月31日午後2時、今年も残すところあと10時間。

JR駒込駅前の大黒神社には早くも
初子(はつね)と初甲子(はつかっし)の祭りの
掲示が張り出されていた。



都心は晴れだけれど北の方角の空は昨日同様真っ黒でお年寄りが、
「あらやだ、また雷さんが鳴ってるわね」
などと立ち話をしている不安定な気候の大晦日。

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▼師走の驟雨

「一番の買い物時の3時間を雨に降り込められて大損害だ」
と露天商や商店主が嘆いていた。

我が家はマンション暮らしだし
女二人がクリスチャンで男二人は神を信じないバチアタリなので
正月飾りはほとんどしないのだけれど
親たちの具合が芳しくなくて冴えない年末年始なので
ドアに小さな正月飾りを買って景気をつけてみた。



なるべく小さくて気分が明るくなるのがいいなぁと思い
一番雨に濡れたお店で同じものを3つ買ってきた。
家に帰ってよく見たら餅でもないのに「新潟産」と書かれており
なんと小さなしめ縄に用いられている「わら」が新潟産なのだった。
そういえば南魚沼郡あたりの匂いがする気がして
気分が晴れ晴れとしてありがたい。

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▼読書グマ

いい歳したオヤジなので
動物の絵やぬいぐるみに声をかけたりしないけれど
近所の手作り家具屋の看板に描かれたクマの子の絵を見るたびに
心の中で言葉が浮かんでしまう。



「おっ、今日も勉強か、エライな!!」
どうしてもそう声をかけたくなるような姿をしていて
妙に心ひかれる絵なのだ。

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▼がんばる本棚

いつも前を通りかかるたびに心配になり、
なるべく離れて通ることにしている古書店の平行四辺形本棚。
よくこの状態で崩壊もせずに持ちこたえていると思う。



「今年も残すところあと一日だ、がんばれ!!」
と声をかけたくなるけれど
来年もきっとこの状態のままがんばらされる可能性が高いし
この本棚たちには正月休みすらないのかもしれない。ああ無情。

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▼東京外国語大学と円筒掲示板

東京都北区西ヶ原。
かつてこの場所には東京外国語大学があり、
府中市に移転した後、その空き地は北区によって再開発され
福祉施設と防災公園と住宅ができるといい、
今は延々白い工事用の壁が続いている。



大学時代4年間、ここ北区西ヶ原で暮らしていたのだけれど
なぜか東京外大キャンパス内に入ったことが一度もない。



移転してしまうとわかっていたら
学食でご飯ぐらい食べておけば良かったなぁと今になって思う。

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▼遠山桜と除夜の鐘

遠山の金さんの墓がある豊島区巣鴨徳栄山本妙寺の鐘楼。
手前にある見事な樹形はコブシ。

昨日新聞を読んでいたら、寺も後継者不足で
年末になって自動餅つき器…じゃなく
自動鐘撞き器の駆け込み注文が相次いでいるという。



本妙寺では寺務所にて大晦日の23時から受け付け開始、
23時45分に撞き始めるという。
大都市の寺というのは煩悩をはらいたい人が108人くらいは
すぐに集まるから自動鐘撞き器もいらないのだろう。

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▼是清翁記念公園でドッキリ

仕事の打ち合わせで青山一丁目に出掛けると近道するために通る
高橋是清翁記念公園は正直に言えばあまり楽しい公園ではない。

なにしろ二二六事件の際に是清翁が暗殺された場所だし
四方を皇居とカナダ大使館と草月会館で囲まれているので殺風景と言えば殺風景、
遊具があっても子どもが遊ぶ姿を見たことがないので
何となく公園自体に生気がない。



12月25日の薄暗い午後、いつもの公園内を歩いていたら
立ち入りできない区域の石灯籠の中に奇妙なものがあるのに気づいた。
けばけばしい色をした不思議な物体が置かれているのがかろうじてわかり
気味が悪いのと生け垣内に立ち入って叱られたり
急いでいるのに職務質問されたりすると嫌なので
デジカメで望遠撮影してみた。



かろうじてブレの少ない画像を見たらなんと奥の物体は
インドのマハラジャのようにでっぷりとした天狗であり
手前右端にあるのは懐かしい「鉄人28号」の頭部だった。
その左にある三つの物体はよくわからない。

誰がいつどうしてこんな場所に意味不明なものを奉納していったのだろう。
秘密諜報機関員同士の暗号だろうか。

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▼ミッキーの目覚まし

子ども時代、人生で一度だけ母親から貰ったクリスマスプレゼントは
ミッキーマウスの絵柄が入った目覚まし時計だったが、
誕生日のプレゼントを親に貰った記憶はない。

だが中学生時代、母以外の女性から誕生日プレゼントを貰ったことがある。



僕が中学生時代の静岡県清水は港町らしい活気に溢れ、
夜の街も賑やかで母が営む店の常連には男と待ち合わせる芸者もいた。

おそらくそれほど年が離れていない若い芸者が急に
「誕生日のお祝いに好きなものを買ってあげる」
と言うので、当時発売されたばかりの電気えんぴつ削り器が欲しいと言い
手の切れるような1万円札を貰って波止場踏切に面して2軒あった
「フシミ」か「ワタイ」のどちらかの文具店に走ったのだった。

その電気えんぴつ削り器は今でも壊れずにえんぴつを削り続けている。

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▼万歩のヒミツ

大勢で歩く散歩も楽しいけれど
健康のための散歩はやっぱり一人がいいと思う。

写真は石神井川に架かる金沢橋たもとにて。



「大きくなったらなにになりたいでちゅか~?」
と聞かれて「うさぎさん」とか「くまさん」とか
答える幼児を見たことはないけれど
「大きくなったらきかんしゃトーマスになりたい!」
と答えた子がいてびっくりした。

●→「キョリ測(ベータ版)」 

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▼距離と感覚と消費熱量

マピオンの距離測定機能「キョリ測(ベータ版)」。



これはいろいろ役に立ちそうで嬉しい。

●→「キョリ測(ベータ版)」 

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【おまたせしました!】

【おまたせしました!】

静岡県清水『辻のらいみん』の杉山さんからハガキが届き、お昼時にランチタイムを始めるという。


「待ってました!」
帰省時の楽しみがまた一つ増えて嬉しい。

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▼立ち上がる

不意に立ち上がった大型犬が意外に背が高く
二本足で直立しただけで
ひどく人間に似ていることにびっくりする。



そして雌犬らしいこの犬が
振り向いた時、ぞくっとするほど妖艶なのにも驚いたりする。

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▼護国寺通り抜け

護国寺山門の正面は音羽系の出版社がある音羽通り。

護国寺山門前で音羽通りと直角に交わる道が不忍通りで
ここまで来たら自宅までは一本道なので
目をつぶっても歩いて帰れるけれど本当にやったら危ない。



知っている道に出たらもうちょっとの距離が遠く
足が急に重くなるのが不思議だ。

ということで代々木から歩いての仕事帰り散歩はお終い。

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▼此花亭

此花亭前の井戸。

砂や錆を取り除くために取り付けられた木綿の袋がまっさらで美しい。



振り向けば斜め向かいの花屋『中山』さんにも井戸があったらしいが
此花亭の井戸にばかり気をとられて気づかなかった……残念。

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