◉写真で振り返る港湾都市の外食文化 ―高度成長の面影―

2022年2月2日
◉写真で振り返る港湾都市の外食文化 ―高度成長の面影―


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戸田書店発行の郷土誌『季刊清水』54号(2021)に「写真で振り返る港湾都市の外食文化 ―高度成長の面影―」と題して原稿を書かせていただいた。

清水市在住の友人 W さんが掲載した写真の撮影場所を住宅地図片手に確かめながら写真を撮ってくれ、使用許可をいただいたので転載します。

季刊清水を読みました。
石原さんの写真を見ていたら今の清水はどう変わって居るのか
比べたくなって街に出てみました。

◉新清水駅周辺(巴町)

◉散歩する外国人カップル(相生町)

◉左手一角は現清水区役所(旭町)

◉映画館と札幌ラーメン店(相生町)

◉なつかしい商店群(相生町)

◉朝の歓楽街(旭町)

◉清水橋脇(相生町、島崎町)

◉映画館、ゲームセンター、喫茶店、ボウリング場(巴町)

◉駅前銀座アーケード(真砂町)

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◉「二代目清水次郎長像と清水市公会堂のレリーフ」補遺

2021年1月2日
◉「二代目清水次郎長像と清水市公会堂のレリーフ」補遺


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戸田書店発行の郷土誌『季刊清水』53号(2020)に「二代目清水次郎長像と清水市公会堂のレリーフ」と題して原稿を書かせていただいた。

「静岡県貿易館と清水市公会堂の合同建築物(このあとは清水市公会堂とだけ記す)は、相生町と旭町にまたがる地に建てられ昭和26年(1951)8月に竣工した。面積429坪余り、地上4階、正面にランドマークとなる地上7階の塔屋を持ち、公会堂としてはオーケストラボックスのある1階から4階まで合わせて647席の観覧席を備えていた。壁面上部には漆喰による天女のレリーフが施され、制作は二代目次郎長像の作者でもある堤達男によるものだった。」(戸田書店『季刊清水』53号)

清水市公会堂には昭和49年の春に一度だけ入ったことがあり、大学進学が決まり、清水市の企業団体が設立していた奨学金制度の申し込みに行ったのだった。

清水市在住で87歳になられるという男性が、『季刊清水』を読まれて手持ちの資料を送ってくださった。その中に昭和55年2月8日の新聞切り抜きがあり、

移転先決まらぬ戦後復興の象徴
清水市役所別館の大壁画彫刻
いつまでも残して
制作者の堤さん
「塗り替えればまだ十分映える

という見出しがつけられている。

読んでみるといろいろと面白い情報が含まれている。
この大壁画は縦八メートル横十メートルの大きさがあり、タイトルは「女神三神像」だという。昭和42年に市民会館(桜ヶ丘)ができて劇場としての役割を終えて閉館、47年には県貿易館も移転し、その後は市役所別館として市教委などが使用しており、だから自分は奨学金申請のためにここを訪れたのだった。

49年に奨学金をもらい53年に無事卒業したが、その清水市公会堂の解体が55年度から始まる予定で、壁画保存の見通しが立たないというのだ。記者は作者の堤達男氏に取材しており当時は61歳で西伊豆在住だった。

吉川弘文館『清水市史』第三巻六三一頁には次のように記されている

「壁面の漆喰いのレリーフは移設保存も考えられたが痛みがひどく、惜しまれつつ解体された。」(原文ママ)

送っていただいた取材記事には意外なことが書かれていた。鏝(こて)絵職人入江長八を敬慕されていたと思われる堤達男氏なので、漆喰の壁画と聞いて完成間近の清水市公会堂の壁面に足場を組んで制作にあたる氏の姿を想像していたのだけれど、なんとレリーフはコンクリート製で、六枚に分割することができ、西伊豆町仁科のアトリエから船に積んで運ばれ、清水市公会堂の壁面にボルトで固定し、白いペンキを塗って仕上げられたのだという。ということは取り外して移設すればよいわけで、だから
「塗り替えればまだ十分映える」
とおっしゃったのだろう。

「かつて駿府城公園内にあった「やすらぎの塔」は戦争で犠牲となった学生の慰霊碑として、遺族らの寄付で堤達男制作により昭和33年(1958)に建立されたものだった。地震で破損してしまったが、コンクリート製だった像の復元を目指す運動が起こっている。」(戸田書店『季刊清水』53号)

「やすらぎの塔」だけでなく、清水市公会堂の「女神三神像」もまたコンクリート製だったのだ。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……13

2020年12月3日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……13


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

水と彫刻のあるまちづくり運動で設置された彫刻群から、写真を撮ってきてと頼まれた作品を探して歩く途中で見た彫刻たち。
 
 
中谷聡「海にもぐる鯨のように・III」石彫
 
 
宮城島隆夫「トトナカの少女」ブロンズ
 
 
これは水と彫刻のあるまちづくり運動で設置された作品(第 1 号)
宮城島隆夫「少女と鳥」石彫
 
 
仲亀幸弘「形の分子(未来への記憶)」ステンレス
 
 
これも水と彫刻のあるまちづくり運動で設置された作品(第 11 号)
坂本雅子「旅立ち」ブロンズ

戸田書店江尻台店(静岡市清水区)、柏屋書店(静岡市葵区東瀬名町1−38)でお求めになれます。
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◉さつき通りを中心とした彫刻群……12

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……12


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 15 号】仲亀幸弘作『Forever』ステンレス

銘板は 16 号になっているが実は 15 号。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……11

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……11


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 13 号】山田収作『瞬間』ブロンズ

これは昔さつき通りにあった。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……10

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……10


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 12 号】仲亀幸弘作『ドリーム』ステンレス

これを見つけるのに苦労し、いったん諦めて清水駅に引き返し、諦めきれずまたバスで戻って巡り会った。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……9

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……9


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 10 号】重岡健治作『昇華』ブロンズ

こういうアングルで鑑賞しようと思ったら自動車に轢かれないよう中央分離帯まで出ていかないとできないような場所に設置されている。なんとかならないものか。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……8

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……8


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 9 号】平野富山作『春風の夢』ブロンズ

県立清水西高創立八十周年事業として寄贈されたもの。平成三年四月十三日と刻されている。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……7

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……7


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 8 号】平野富山作『光明』ブロンズ

「この作品は、平野富山先生のご意志によって、清水市に寄贈された原型を使用して作製されたものです。」と台座に刻されている。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……6

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……6


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 7 号】登坂秀雄作『無窮環』石彫

寄贈者の名を見てびっくりした。母親が生前大変お世話になった方で、今でも『季刊清水』が出来上がるとお送りしている。そして「そうか、だからこの彫刻を依頼したのか」と銀色の玉の刻印を思い出してにっこりした。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……5

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……5


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 6 号】堤直美作『浜風』ブロンズ

静岡駅北口彫刻群の作者として名高い堤直美さんの作品があった。寄贈者に意外な名前があっておもしろい。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……4

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……4


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 5 号】桑原巨守(くわはらひろもり)作『大空に』ブロンズ

彫刻群の中でいちばん好きな作品。初めてまじまじと見たが「うまいなあ」と思う。1993 年に亡くなられているが、具象彫刻の第一人者と言われただけのことはあると思う。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……3

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……3


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 4 号】平野富山作『はればれと』ブロンズ

第 4 号は、さつき通りと記念塔通りの交差点あたり。台座には「昭和62年11月24日」と彫られている。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……2

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……2


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 3 号】篠田幸夫作『楽園に遊ぶ』ブロンズ

第 3 号はむかし清水郵便局があったあたりに設置されていた。台座には「1987.11」と彫られている。

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◉さつき通りを中心とした彫刻群……1

 

2020年12月2日
◉さつき通りを中心とした彫刻群……1


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水と彫刻のあるまちづくり運動の一環として、清水の街に 1985 年から 2000 年にかけて 15 基の野外彫刻が設置された。メインストリートであるさつき通りを中心に、帰省するたびに彫刻が増えていくのを眺めていた記憶はあるけれど、あわせて 15 基もあることは知らずにいた。『季刊清水』53 号の第一特集が「清水の銅像・野外彫刻の前で立ち止まる」と決まり、その写真が必要になったので第 2 号から第 10号、第 12 号から第 15 号を順に撮影して歩いてみた。本誌誌面ではモノクロームで扱いも小さいので、カラーでここに記録を残しておくことにした。

【第 2 号】平野富山作『楽園に遊ぶ』アルミニウム

「しみずマリンロード」というと浜松から海岸沿いをやってきた国道 150 号線が、久能山を過ぎて旧清水市街に差し掛かるあたりまでを思い浮かべるけれど、地図を見ると、エスパルスドリームプラザ脇を過ぎ、清水駅みなと口前を過ぎ、清見寺で静清(せいせい)バイパスに合流するあたりまでずっと「しみずマリンロード」の文字がふられている。

かつて郷里清水では住民による彫刻設置運動があり、旧市内の目抜き通りなどに著名彫刻家による 14 体の彫刻が置かれている。その第 2 号である平野富山のアルミ製彫刻が「袖師の湾岸道路」にあるという。

袖師の湾岸道路といえば「しみずマリンロード」だと思うのだけれど、大型トラックが爆走するあの道路沿いに彫刻なんかあったかなぁと思い、清水で写真館を営む友人にメールしたら「袖師のジャンボエンチョーの向かい辺り」に人魚像があるという。

「しみずマリンロード」という洒落た名前がついているものの、更地の多い煤けた清水港臨海工業地帯沿いの産業道路。それを東名高速道路清水インターチェンジと結ぶ、アンダーパスのある取付道路丁字路脇に人魚像はあった。不思議な煤け方をしたその像は日本軽金属株式会社提供のアルミニウムでできている。

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