個人使用目的


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

海外からの個人輸入が魅力を失って久しい。
円安で、個人で輸入するメリットが無くなってしまったのだ。
靴などは、円高時代に輸入されたと思われる、日本国内の流通在庫のほうがはるかに安い。

デパートでは、高額の靴や時計の売り上げが好調だという。
30代、40代のユーザが購入するのだそうだが、その理由は、個人輸入の価格的メリットがなくなり、それなら間違いのない商品を扱っているデパートで買うほうがいい・・ということらしい。

僕の利用しているデパートなどは、会員のカードを利用することで、多くの商品を10%程度値引いてくれる。
自社ブースを持つ最高級ブランドなどは、さすがに引いてくれないが、靴のように商品が横一列に並んでいる売り場では、他では定価売りしかしていない商品でも、案外あっさり引いてくれる。
物によってはデパートは安い、ということも言えるのだ。

そんな中であるが、ひとつ米国に靴の注文を出した。
たまたま期間限定のセールをやっていて、欲しいモデルが安く出ていたのだ。
しかもそのモデルの3Eサイズの在庫が、メーカーにひとつだけあった。(注文をポチしたら在庫はゼロになった)
送料や関税を考えると、後からけっこうプラスの料金がかかるので、セールと言っても、その分が帳消しになる程度なのだが・・・
いずれにしても、僕の足に合う幅広サイズはほとんど日本に入ってこないので、個人輸入に頼るしかなく、セールは魅力的なのだ。

販売店から海外への送料が高いこともあり、靴の場合は大抵転送サービスを利用している。
販売店から米国内への送料は無料の場合が多く、日本に送り慣れている転送サービス会社を通した方が、手数料を入れても安くなるのだ。
しかし、転送サービス会社というのも、調べてみると評判の悪い会社がけっこう多い。
僕も先日不愉快なトラブルに遭遇した。

自宅では受け取るのが大変なので、いつも会社のオフィスに送ってもらっている。
ところがその時は、転送サービス会社から、送り先住所に会社名が入っていることで、個人用かどうかの問い合わせがあった。
オフィスに送る理由を伝え、あくまで個人使用目的であるから、そう申告して欲しいと念を押したところ、先方からは何となくはっきりしないメールが返ってきた。

今までeBayなどで何百回も海外から会社宛てに発送しており、しかもつい最近も同じ転送サービス会社で送って問題なかったのに、何で今回急に思いついたように聞いてきたのだろう。
と思っていたら、個人使用目的ではなく会社での販売目的の物品として送られてきた。
その結果関税が変わってしまい、予定より6000円ほど多く取られた。

転送サービス会社にクレームをつけると、会社名が入っている以上対応は出来ない、住民票のある住所以外に送るのは許されていない・・などと言って聞こうとしない。
先に聞かれた時に、個人使用目的と念を押したのに、何でその時にそう言わないのか。
また関税が違うことを言っても、この製品は会社用でも個人用でも税率は変わらないから関係ない・・の一点張りである。
会社としてミスを認めると、個人の成績にも関わってくるのだろうか・・・

仕方がないので、最後は日本の税関に電話をして、このことを詳しく聞いてみた。
すると、個人用のモノを会社宛てに送るのは、その人の自由であるからまったく問題ない。また個人用なら課税対象が60%になるから、その分安くなる。その発送した会社に言うべきだと言われた。
税関の人からそう言われたのである(笑)

それを転送サービス会社に伝えたいのは山々であったが、あの態度では納得させるのが一苦労であるし、その手間を考えると、とても6000円では合わない。
暇な人や、理不尽さが許せない人なら、時間を費やしてでもクレームをつけるところだろうが、かえって損失が大きいと見て、今回は目を瞑ることにした。
普通の日本の会社なら、こういう対応はしないと思うが、会社が米国にあるせいであろうか、スタッフは日本人でも、流れている空気が違うのを感じた。

で、性懲りもなく、今回の新しいオーダーも、その会社を通じて送ってもらうことにした(笑)
ただし今度は、住所から会社名を消して、番地のみで送ってみる。
会社周辺の宅配便の配送員はみな顔見知りなので、それでも何とか僕のところまで届くだろう。
さて、どうなることか・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 履き心地良好 品質 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。