ほぼ満開


D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

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会社の桜がほぼ満開である。
朝見た時は、もう一息かと思ったが、日中の陽射しを浴びて、一気に開花してしまったようだ。
まだ花がしっかりしていて、風が吹いても散ることは無い。
もうしばらく楽しませてくれればいいのだが・・・



久々に、今日の時計ベルト。
シチズンのオルタナVO10-6851Bに、クロノワールドのホーウィン・クロムエクセル・NATOレザーのブラウンをつけた。

僕の好きなクロムエクセルで作られた、NATOタイプの時計ベルトである。
以前よりクロムエクセル製のベルトを探していたのだが、海外製で100ドル以上するものが数点あるだけで、その割りに出来もイマイチなので、どうしたものかと悩んでいた。
オイルレザーにワイルドな印象があるためか、多くはパネライなどとの組合せを想定しており、ベルト幅も広く一般向きではなかった。
こうなったら原皮を購入して、自分で作ろうかとさえ考えていた。

ところが灯台下暗しで、日本国内で売られているのをみつけた。
しかも破格の安さである。
すぐに注文したが、人気が高いのか、もうほとんど在庫が残っていないようだ。

シンプルな構造のNATOタイプ・ストラップで、幅は20mmのみ。
色はブラック、ブラウン、グリーンの3色が用意されている。
(現時点でほとんど売り切れているが・・・)

演出が上手いのは、革の製造元のホーウィン社に許可を取り、同社のロゴのスタンプを入れてあるところ。
ケースの裏側にくる銀面には刻印が入り、革の裏面にはスタンプがこれ見よがしに押されている。
ホーウィンのブランド名をこんなに強く押し出すなんて、相当の革好きの方が企画した商品なのだろう(笑)

さらには、手入れ用にベネチアン・クリームまで用意されているのには驚かされた。
ホーウィン社の社長が、自社製品の手入れ用に推薦したというクリームである。
極めてマイナーなブランドだが、オールデンのコードバンの靴の愛好家にはポピュラーな製品で、僕も何本か持っている。

金属部品は黒くダールメッキ処理されているので、文字盤が黒い時計とのマッチングがいい。
とりあえずシチズンのソーラー電波時計であるオルタナに取り付けてみた。
ベルトに2mm程度の厚みがあるため、バネ棒と本体の隙間が狭い時計だと、うまく装着出来ない場合があるようだ。
オルタナはぎりぎりの感じで、ベルトを引っ張りながら隙間を通した。
ミリタリー風のデザインの時計と、実によく合っている。

クロムエクセルは油分を多く含んだ革なので、時計ベルトとして使うには少し注意が必要かもしれない。
このベルトの場合、革の裏側が直接肌に触れる構造になっているので、身体との相性も考慮する必要がある。
そのため、使用上の注意について細かく書かれたカードが付属している。
曲げた部分の色が変わったり、ムラがあったりするは、この革の特長なので、あらかじめそういう物である事を、ユーザーに伝えておく必要があるのだろう。

靴・・特にブーツが好きな人には、最高の時計ベルトといえるだろう。
少し湿気を帯びたような感触の、しなやかで柔らかいベルトは、着け心地も非常にいい。
エージング効果も期待できそうで、早くもお気に入りのひとつになっている。


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