タクシー


LEICA X1

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仕事からホテルに戻ってから、ちょっと用事があって、タクシーで再度郊外に出かけた。
そちらの用事が終わったら、夜遅くなっていた。
帰ろうと思い、近所のショッピングモールのタクシー乗り場に行ってみたが、この時間ではすでにタクシーはいない。
外は真っ暗で、シーンと静まり返っている。

ここは東京ではないのだと、改めて思い知った。
大きな道に出れば、タクシーが通るかと思い、かなり歩いて道まで出たが、空車のタクシーはまったく通らない。
車の交通量はけっこうあるのだが、すべて家路を急ぐ自家用車である。
こんなところをタクシーが走っても、需要が無いのだろう。

少し途方に暮れた。
まさかヒッチハイクをするわけにもいかない。
道は暗いので、余計に不安になる。
誰もいない歩道を、とぼとぼと歩く。
ショッピングモールの駐車場に戻ったが、すでにシャッターは閉まっていてお店の人もいなかった。

公衆電話をみつけたら、電話帳が置いてあった。
タクシー会社を探したが、こんな時間に電話に出てくれるだろうか。
聞かれてもここがどこだかわからない事に気付き、一度ショッピングモールに戻り、お店の名前をメモして戻った。
電話帳の一番大きそうなタクシー会社に電話してみると、受付のおじさんが出た。
すぐに行くからと言われ、ほっとした。
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