宿主


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

大きな画像

ご存知の通り、新型コロナウイルスは我々の体を宿主として増殖していく。
細胞内に侵入し増殖するのだが、その際に細胞を破壊し、その結果人間が死んでしまうことがある。
しかし寄生した宿主が死んでしまうと、ウイルス自身も生きていくことが出来ない。
宿主を殺してしまうのは、ウイルスにとっても失敗なのだと言う。

そのためウイルスはどんどん変異して、次の個体への感染力を高めて生き残ろうとする。
細胞を次々に破壊していくと、最後は自分の住処まで壊してしまう。
それではウイルス自身もやられてしまうので、その前に他の人に増殖したコピーを移そうということだ。

ウイルスにとっては、宿主にある程度元気な状態でいてもらい、増殖がスムーズに出来た方が嬉しいのではないだろうか。
次々に殺して、最後は全部殺してしまうとしたら、ウイルスにとってもそこでおしまいになる。
本当は殺す気なんてなかったんだ・・というのがウイルス側の本音かもしれない。

共存の道もあるかも・・とちょっと思ったが、それはやはり難しい。
一方的に体内に侵入して細胞を破壊していくのだから、極めて暴力的である。
迷惑至極な話であり、それを阻止しようというのは、人間としては当然のことである。

今のところ人間側は、ワクチンにより免疫力を高めて対抗している。
しかしふとウイルスの特性を利用した撃退方法を思い付いた。
ウイルスが寄生するのに適した人工細胞の宿主を作るのだ。
ウイルスが喜んで集まってくるような、ウイルスにとって美味しい環境である。

人間の身体より増殖しやすい環境を作り、ウイルスをおびき寄せる。
そちらの方が快適で楽に増殖できるなら、ウイルスも喜んで人間からそちらに移動していくだろう。
ウイルスを一堂に集めておいて、そこに核攻撃を加えて一網打尽にしてしまうのだ。
ゴキブリホイホイ方式である。
まあ漫画か映画のような発想ではあるが・・・

人類の歴史上、この手の病は定期的に流行し、大勢の人間が犠牲になってきた。
人口を減らすために、神が仕組んだことなのではないかと、多くの人が感じている。
だとしたら、ウイルスを退治することをいくら考えても無駄になる可能性はある。
自然界の目的が人類の数を減らすことだとしたら、いくら対処しても、また次の手を打ってくるだろう。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )