古風


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

古いめがねフレームを、いくつか買ってみた。
近所の安売り店に、そのフレームを持って行き、レンズを入れてもらった。
凝り性の人ならば、ガラス製のレンズを選ぶのだろうが、実用性を考えてプラスチックにした。

アンティーク・フレームのレンズ入れに、そのお店は一応対応してくれた。
万一壊れてしまったら、責任は取れないという、前提の上でのことだ。
50年も経っているものであるから、当然のことであろう。
傷が付いたり、壊れたりしてもかまいませんね?と聞かれ、はい、かまいませんと承諾して、初めて受け付けてもらえる。

フレームにはネジを外してレンズを挟むもの、レンズを直接はめ込むものなど、いくつかのタイプがある。
はめ込む方式の場合は、レンズを小さめに削るなど、アンティーク・フレームを壊さないための技術があるらしい。
またネジ式の場合も、形状によっては対応できない場合があるようで、一応試しに分解して確かめてから受け付けてくれた。

すでに二つほど仕上がってきている。
装着してわかったことは、めがねは進化している、ということだ。
装着感は、現代のめがねの方が優れている。
アンティークのめがねは、ちょっと不便なところを我慢しながらかける、ファッションアイテムである。

驚いたのは、ほとんどの人が、僕がめがねを替えたことに気付かない点だ。
あまりに普通にマッチしているので、誰もめがねに気付いてくれない。
自分の顔はかなり古風な作りであるらしい、ということが分った。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )