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D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

Dlifeで放映中の番組で、面白いものが急激に減った。
必ず見るのは「Dr.HOUSE」と「よみがえり」、「アンダー・ザ・ドーム」くらい。
まあ、単に好みの問題かもしれないが・・・
今は久しぶりに日本のテレビ番組も見るようになった。



ニューヨ-クのステープルトン・シュー別注のオールデンの683ペニー・ローファー。
90年代後半のデッドストックである。
材質はカーフ、色はバーガンディ、サイズは7EE。
ソールはレザーでラストはアバディーン。

ローファーには怠け者という意味がある。
いわゆるスリッポン・・足を入れるだけで済む、紐のない靴である。
これまでここで紹介した靴を、ご覧になってきた方ならお分かりかもしれないが、実は僕はローファーが好きではない。
今まで買った靴は、すべて紐靴だったと思う。

嫌いな理由は明確で、高校生が履いているからだ。
男子学生はもちろん、女子学生の靴も含めて、どうもローファーにはいいイメージがない。
子供が薄汚れた白い靴下で、一年中履いている靴・・というイメージだが、電車の中などで見る彼らの靴は、実際その通りのものだろう。

ただペニー・ローファーは、アイビー・ファッションに欠かせないアイテムである。
ブレザーやボタンダウンのシャツと並び、アイビー・ルックの定番といえる。
そういう意味では、ひとつ持っておきたい靴でもある。
実際、いちいち紐を締めることなく簡単に履くことのできるローファーは、靴を脱ぐ機会の多い日本では、スマートに行動できて重宝する。

因みにペニー・ローファーという名前は、あちらの学生の間で、靴のベルトの切れ目に1ペニー硬貨を挟むのが流行ったことが起源になっている。
そのためコイン・ローファーとも言われる。

たまたまお店で在庫していた、7EEという珍しいサイズのデッドストック。
好きな形ではないので、最初は欲しいという気持ちはまったくなかった。
ただ僕の足に合うのではないかと、お店の人が奥から持ってきてくれたのだ。

ところが、勧められるままに足を入れると、スポッと音がして見事に納まった。
思わずあっと声を上げて、お店の人と顔を見合わせたほどだ。
紐が無いだけに、ローファーの方がサイズ合わせはシビアなのだ。

好きな形ではないから、ここまで完璧なフィッティングでなければ、買うことはなかったろう。
実は最初の日は買う気になれなくて、次に来た時にまだ在庫が残っていたら・・という約束で、お店を後にした。
一か月後に再訪したら、まだ残っていた(笑)

学生の履いているのは、あれはビーフロールという形の、日本製の安物のローファーですよ・・とお店で言われた。
中央のベルトの両脇に、紐で結んだ肉のような塊が付いているのだそうだ。
オールデンのような上品な形状のローファーを、ああいうものと一緒にしないで欲しい・・という意味のようだ(笑)
ベージュのチノパン、それに少し鮮やかな模様の靴下と組み合わせるといい・・・と教えてもらった。

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