ブーツの季節


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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気温も低く、いよいよブーツの季節が到来した。
今日は安藤製靴のチャッカブーツを履いていった。
明日はレッドウイングにしようかな・・・
それともユニオンのスエードのチャッカか。
クロムエクセルのウルヴァリンもいい。
ブーツの季節も楽しいよね。



神田の大喜靴店オリジナルの安藤製靴製のチャッカブーツ。
革はオリジナルのプルアップレザー。
ノルウェージャン製法でソールはビブラム。
サイズは7-1/2。

安藤ブランドで出ているチャッカブーツ250は、アッパーにクロムエクセルを使用しているが、こちらはプルアップレザーが使われている。
聞いた話では、ラストも違うようで、こちらのほうが少し長めに出来ているという。
同社がダナーの下請けで製造していた時代のものらしい。
頑固に昔ながらの幅広の足向けに作られている250に対し、ダイキオリジナルは少しスマートかもしれない。

それでも妙に丸っこくて、古典的な形なのは確かだ。
いまいちカッコ悪いし、写真映りもよくない。
それゆえに欲しいとは思わなかったのだが、現物を試着してみて、ころっと気が変わった。
何しろオールデンのインディブーツを見に行って、やめてこちらを選んだのだから、いかに独自の魅力があるかがわかるだろう。

内側には全面に革が張られ、素晴らしい履き心地に仕上がっている。
柔らかいクッション材の中に、スポッと足が納まる。
さすがに登山靴を専門とするメーカーの作ったカジュアルシューズだけあり、本当に堅牢でしっかりと作られている。
ビブラムのソールの安定感も際立っいて、非常に歩きやすい。

アッパーの革質がまたよくて、光沢のある美しいオイルレザーである。
ブラックもあり、色としてはそちらの方が使いやすいのだが、このゾクゾクするような褐色の革を、革好きなら味わいたくなって当然であろう(笑)
お店のオーナーもこの靴を愛用しているという。
手入れにはミンクオイルを薦められ、小さい缶に詰めたものをお店でいただいた。
それを指先で溶かしながらすりこんでやる。

実際に歩いてみると、履きやすく実用性が高いのは確かであるが、やはり形は垢抜けない(笑)
丸いコッペパンのようなアッパーが、厚みのあるビブラムソールの上にドンと乗った感じ。
それでいて革がいいものだから、余計に足元が目立つ。
こののっそりとした独特の雰囲気を、むしろ気取って履くくらいの使い方をしたい靴である。


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