世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

海松喰貝(ミルクイガイ)・ミル貝・ナミ貝

2021年04月23日 23時45分26秒 | Weblog


海松喰貝(ミルクイガイ)・みる貝

【語源】
ミルクイ貝の語源は、水管(貝殻から、飛び出した部分)に
ミルと言う海藻が付着しており、水管が引っ込む際に、この
ミルを食べてるように見える為、「ミル喰い」と名付けられました。

しかし、この貝はミルを餌にしているわけではありません。





      ミル貝の刺身

【旬】
産卵期は秋から冬です。この為、旬は春から初夏と言えます。


 上が白みる(ナミ貝)、下が黒みる(本みる)





【うんちく】
ミルクイ貝はバカガイ科です。(青柳と同科)

ミル貝として流通しているのは、実は2種類あります。
ミルクイ貝は「本みる」または、「黒みる」と呼ばれるのに対し、
「白みる」と言うのも存在し、ミル貝として扱われる事もありま
すが、これはまったく別の貝。
正式名は「ナミ貝」と言い、キヌマトイガイ科で「黒みる」とは
縁遠い貝なんですよ~

見分け方は簡単・・・殻、水管が黒いのがミルクイ貝。白いのが
ナミ貝です。

「黒みる」の方が甘みが強く、味が良いです。値段の方も数段高値
で流通しています~!



【ブランド・産地】
特にブランド化はされていません。日本全国の内湾で獲れますが、
瀬戸内海と、愛知の三河湾の物が良いでしょう。


左上は「みるした(水管の下です)」左下は貝柱、右は水管(みる)




         本ミルのにぎり寿司


【産地ならではの漁師料理】
ミルクイ貝は通常は、水管(ミル)の部分を主に食します。
水管の黒褐色の皮をむき、刺し身や寿司で食べるのは最高。
後は、水管のすぐ下(付け根)にあるミル下と貝柱も食します。

基本的にはハラワタは食しませんが、漁師さんの好物はこれ!
獲れたての物は、腸も刺身で食べるそうです。
その味、風味、食感は、牡蠣(かき)以上だとか・・・・・!

産地でしか食べられない~漁師さんの特権ですね~
いつか食べてみたい~!

     白ミルのにぎり寿司

【栄養と効果・健康】
貝類中では、高たんぱく・高エネルギー。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムをバランス良く
含んでいます。
ビタミンでは、これと言って突出した物はないですが、老化防止に
役立つEを比較的多く含んでいます。

ただし、この栄養素は、水管のもの、内臓の栄養素は含んでいま
せん。腸はミネラルやビタミンが豊富そうな気がしますが、
コレステロールなども多いでしょうね~


     ミル貝のワタ焼き











          みる貝の網焼き






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今日は~「蜆(シジミ)の日」

2021年04月23日 06時41分50秒 | 今日は何の日?お魚編

 

 

4月23日~~~今日は「シジミの日」です~~

食品として優れ、水質浄化にも役立つシジミの有用性をアピールするために、

長年シジミの研究を続けてきた有限会社日本シジミ研究所が制定したとのこと。

"日付は4と23で「シジミ」と読む語呂合わせから"らしい~~

日本シジミ研究所のHPを見ると同所は島根県八束郡玉湯町にあり、

「シジミの日」は2007(平成19)年に設けられたようです。


今日は 蜆を食いましょう~~

日頃酷使してる肝臓を思いやって・・・・・

   お前が言うな!

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蜆(シジミ)

【語源】
シジミの語源は殻の表面にある縮んだような模様から「ちぢみ」
から転じたと言われている。

  シジミラーメン

【旬】
最も流通している「ヤマトシジミ」の旬は夏である。



【うんちく】
日本産のシジミは河口の泥地にすむ「ヤマトシジミ」、淡水にすむ
「マシジミ」、琵琶湖特産の「セタシジミ」の3種類に大別できる。
この中で最も多く獲れ、流通しているのが「ヤマトシジミ」。

市場には周年出まわるが、「ヤマトシジミ」の旬は夏であり、
「土用しじみ」と呼ばれるのはこの種のしじみです。

一方、「マシジミ」は冬が旬で、「寒シジミ」と言われるのは
この種のシジミです。

「セタシジミ」は琵琶湖特産とされているが、諏訪湖・河口湖
などに移入されている。特に関西で好まれ、旬は春。



シジミは昔から、黄疸(おうだん)の特効薬とされてきた。
「しじみ売り 黄色なつらへ 高く売り」という川柳も残されて
いる。シジミが肝臓に良いと言うのは今現在も変らず、科学的根拠
も認められている。

必須うアミノ酸・タウリン・ビタミンB12が豊富で、これらが
肝機能の働きを高める。たんぱく質を構成するアミノ酸はほぼ、
体内で合成されるが、8種類だけは体内で作れないため、食べ物
から摂取しなければならない。この8種類が必須アミノ酸と呼ばれ
ている。

とにかく、体によく、肝臓に良い食材なのです。

       しじみの炊き込みご飯

【ブランド・産地】
有名な産地は 青森県「十三湖のシジミ」と島根県「宍道湖の
シジミ」。これら2種は、ヤマトシジミ。

しかし、最も美味しいとされているのは滋賀県琵琶湖から流る
瀬田川で獲れる「セタシジミ」。希少性が強く、なかなかお目に
かかれない一品です。



【産地ならではの漁師料理】
何といっても味噌汁でしょう。
産地の方に味噌汁を作るコツを聞いてきました。
「まず、塩で味付けし、少量の味噌で仕上げるんだよ。味噌を多く
使うとシジミの風味がこわれるんだよ」とか・・・・。

また、シジミの「砂だし」は決して真水で行わず、薄い塩水で
行う事。真水でおこなった場合、浸透圧の関係で、旨味が
抜けてしまうのだそうです。ご注意を・・・・!

また、活きたシジミを殻のまま醤油漬けにすると、格好の酒の肴に
なるとか・・・。シジミをつまみに酒を呑む・・・。肝臓ばっちり
ですね~!



【栄養と効果・健康】
まず、言いたいのは、「シジミは汁だけでなく、身も食べよう」と
言う事です。身も食べて初めて大きな効果が期待できます。

特に多いのがビタミンB12。血液中のヘモグロビンの合成を助け
ます。 鉄分も多く、「貧血気味だが、レバーは・・・」と言う人には
是非、お勧めしたい商材です

タウリン・カルシュームなども豊富に含んでいる、万能食材です。


シジミの情報ドシドシお待ちしています。







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