つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

山崎方代

2015-02-23 | 短歌
 先日の放送大学心理学サークルのテーマは、歌人の山崎方代。(ほうだい) 短歌の世界では知られた人でした。1914年山梨県右左口郷(うばくちむら) 生まれ。8人きょうだい。尋常小学校卒業ころから短歌を学ぶ。農業と歯科技工士をしたりして、職業を転々とする。

 昭和16年27歳で召集。インドネシア、チモール島で負傷し、右目失明。昭和21年復員。定職にはつかず傷痍軍人恩給で生活。短歌はどこの結社にも属せず、44歳で歌集自費出版。61歳で角川の「短歌」で第一回愛読者作品部門賞受賞。71歳で肺がんのため死去。生涯独身。

 私が短歌雑誌でよく見た姿は、放浪の歌人のイメージ。死後もよく取り上げられました。でも本当は放浪はされなかったのです。短歌も嘘が許される世界。でも方代の場合は、「嘘つきほうだい」とささやかれるほど虚の部分が多かったようです。

代表的作品

わからなくなれば夜霧に垂れる黒きのれんを分けて出でゆく

手のひらに豆腐をのせていそいそといつもの角を曲りて帰る

ふるさとの右左口郷は骨壺の底にゆられてわがかえる村

 この日は、会食の日で、先生を囲み、皆さんと頂きました。場所は、梅の花。


玄関近くのお雛様

            
             部屋には啓翁桜が・・・

    
     湯葉中心のヘルシー献立

             
              お豆腐のサラダも絶品

    
     アツアツの焼売も

              
               デザート
     

     

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2 コメント

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Unknown (フクちゃん)
2015-02-23 17:12:22
美しいお雛様、そしておいしそうなお食事いいものですね

こちらは今日暖かかったですよ
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フクちゃん (matsubara)
2015-02-23 20:25:18
一足早いお雛飾りに癒されました。
でもこれ普通ですね。
日々忙しくて見るゆとりもなかったのです。

こちらもあたたかでした。
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