昨日は、「敗戦後の日本を慈悲と勇気で支えた人 スリランカのジャヤワルダナ大統領」という本を書かれている青山学院特任教授野口芳宣先生の講演が、羽島市の不二羽島文化センターでありましたので、聞きに行きました。
6月のスリランカ旅行でジャヤワルダナ大統領記念館を訪ねたことを思い出しながら講話を聞きました。先生は毎年渡航されているようです。あの記念館は日本人全部に見て欲しいと思いました。サンフランシスコ講和会議には、敗戦国のみじめさを改めて感じました。理不尽なソ連の要求にはあきれるばかりです。第二次大戦途中、中立条約を破って参戦したくせに、北海道と東北をよこせと言うのです。英国は九州、四国は中国、関東と中部は米国に分割されることになっていました。その上、兆単位の賠償金の要求もありました。
悲惨なことになるところでしたが、ジャヤワルナダ大統領の感動的な講演により日本は救われました。この時、吉田首相の目には涙があふれていたそうです。この経緯も話されました。大統領は少年時代、欧州の帰途、スリランカを訪問した皇太子時代の昭和天皇に遭われていたことと、植民地になったアジア諸国の中で、唯一ならなかった日本に注目していたのです。
6/16にもジャヤワルダナ大統領のことは書いていますが、さらに詳しく聞くことが出来ました。法句経の一部を挙げて恨みをもって日本を裁くことより、慈悲で救わねばならないという演説により日本は分割を免れたことを、今の日本人は殆ど知りません。確かにお礼として、日本政府は高速道路や国会議事堂や病院を作りましたが・・・スリランカ人は教科書に書いてあるので知っています。日本も教科書に書くべきと思いました。トルコへ行った時もが和歌山沖で座礁したトルコ人を日本人が救ったことが、トルコの教科書に書いてあるため親日的でした。これも日本人は長く知りませんでした。ジャヤワルダナ氏のことは私は女子留学生弁論大会で初めて知り、それで旅行の時エランガ先生に記念館に行きたいと頼んだのです。それまでのツアーではコースには入っていませんでした。
記念館では文書を見たのですが、大統領は、「Hatred ceases not by hatred, but by love」「憎しみは憎しみによって消えるものではなく、ただ慈悲によって消え去るものである」と訴えられました。
昨日は、講演会終了後著書も買い求め、サインも頂いてきました。銀の鈴社発行。302頁。
日本分割案
野口先生の著書
この記事を私のブログで紹介させて頂けませんでしょうか。
お伺いいたします。
ご随意に広めて下さい。
まだこの続きの記事を明日書きます。
教科書に是非載せて欲しいお話です。
スリランカのことを、何も知らなさすぎでした。
隠された史実、たくさんありますね。
いろいろ知らないことが多すぎで恥ずかしいです。
誰も知りません。
私も弁論大会で初めて知ったのです。
エランガ先生も自分からは何も言われない
のです。