町主催の講演会があり、講師は手足を病のため無くした中村久子女史の次女の富子さんでした。子供のとき脱疽により四肢切断という苦境に立たされ、辛酸をなめつくした高山市生まれの中村女史については以前にもWFWPの機関誌のアイディアルファミリーに紹介されたりして知っていました。
ビデオで彼女の一生を辿り、娘さんから生前のお話を聞きましたが、並みでない苦難はとても語り尽くせなかったと思います。裁縫、書道、料理、編物すべて口と僅かに残る腕でされるのです。ヘレンケラーにも感動を与え、3度も会われています。講演で驚いたことは、女史に冷たい言葉を浴びせるのはえてして社会的に上位にある人ということです。
人間は苦労するほど人格が磨かれるのではないかと思いましたが、これは個人の資質にもよるでしょう。写真は筆を口にくわえて書かれた色紙です。変体仮名で
「なせばなるなさねばならぬ何事もならぬは人のなさぬなりけり」
と書かれています。
ビデオで彼女の一生を辿り、娘さんから生前のお話を聞きましたが、並みでない苦難はとても語り尽くせなかったと思います。裁縫、書道、料理、編物すべて口と僅かに残る腕でされるのです。ヘレンケラーにも感動を与え、3度も会われています。講演で驚いたことは、女史に冷たい言葉を浴びせるのはえてして社会的に上位にある人ということです。
人間は苦労するほど人格が磨かれるのではないかと思いましたが、これは個人の資質にもよるでしょう。写真は筆を口にくわえて書かれた色紙です。変体仮名で
「なせばなるなさねばならぬ何事もならぬは人のなさぬなりけり」
と書かれています。
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