二カ月前、放送大学のサークルから源氏物語の講話を依頼されていましたので、昨日は久しぶりにお話ししました。平成12年、平成21年に続いて三度目の短歌講話です。二度目の内容は学生ふれあい論集第一号に収められています。テレビの「光る君へ」を視聴されている方も多いので比較しながら話を進めました。まず平安時代の文化、服装、住い、時代背景から。このころの人口は700万人程度。枕草子を書いた清少納言との比較なども。
源氏物語は世界最古の長編小説です。文字数100万字。原稿用紙なら2400枚。30か国に翻訳。挿入短歌が795首。光源氏も多くの女性と浮名を流しますが、その時代では普通のことでした。紫式部の御主人もすでに3人の妻がありました。娘の大弐三位も百人一首に歌を残しています。
ポスター
源氏物語人物相関図
配布資料
お疲れ様でございました。
来年度の市民展に源氏物語を臨書したく、いろいろ調べましたが在庫なしでした。
先生にお話ししましたら源氏物語の臨書は推薦しないに「西行筆山家心中抄」の臨書をすることに致しました。
そういえば展覧会では、源氏物語の臨書はみかけませんね。
是非その「西行筆山家心中抄」の臨書の作品を
ネットでも拝見させてください。
いろいろ知らないことを教えていただきました。
江戸時代の人口は3000万人だそうですが平安時代は700万人だったのですね。
100万字で30か国に翻訳されているとは!
迷いました。
生徒さんの多くは放送大学で学んだ人ばかりですので
どんな質問が出るのかと心配でしたが、なんとか
無事すませました。
この年では最後の依頼になると思います。