つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

公民館短歌会 172

2022-01-22 | 短歌

 昨日も大寒の翌日で刺すような寒さの日。蔓延防止要請が岐阜県にも出ていたのですが、なぜか今回は公民館は使えました。万葉の話は据え置き、歌人を一つずつ取り上げ話題にしています。先月まで、会員から頂いている「新世」の中から選び、先月の明石海人でシリーズは終了。今回はハーストーリー1月号の中に紹介されている「下田歌子」を話題にしました。彼女は岐阜県図書館に県の顕彰する20人の一人として、肖像画と経歴が掲げられています。女性では一人だったと思います。取り上げる歌人としては遅すぎました。戦前皇族に短歌を指導し、歌子という名前も賜りました。岩村藩(現在の岐阜県恵那市岩村町) の藩士の家に生まれ、祖父は儒学者、父は漢学者で、幼いころから学問に並々ならぬ興味を抱いていました。本名は、平尾せき(金編に石)。7歳で詠んだ歌があります。

夕立がはれてうすぎり立ちこめてくもゐに見ゆる山のみねかな

 周囲の要望で、私立女子学校を設立。上流の子女たちに国文、漢文、修身、作歌、書道などを教えはじめました。結婚度夫と死別し、教育者の道を歩みます。この学校は後に実践女学校となります。

今月の作品

オミクロン面会禁止またもやとデルタに次ぎで母が心配        Kさん

 

コメント (4)
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