日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

木炭自動車が走る

2010年06月20日 | 地域
           

今月初めから、錦帯橋を真ん中にしてレトロ漂う西岩国を「木炭自動車」が走り始めた。キャッチフレーズは「昔懐かしい木炭自動車に乗って、城下町や錦帯橋、レトロな雰囲気を体感してくださいね」というもの。

「JR西岩国駅」を発着点に錦帯橋・ロープウェー山麓駅・宇野千代生家をめぐる。少しばかり条件はあるが乗車運賃がなんと無料、というのはよろこばれるだろう。運行は11月末まで(不定休)。

観光大使ではないがちょっとサービスしておこう。
  運行時間:10:45~16:00、随時運行
  運行経路:JR西岩国駅→錦帯橋→ロープウェー山麓駅→宇野千代生家
       →JR西岩国駅
  注意事項:岩国市観光施設をご利用になる方が対象
       ルート変更、発着所以外の途中乗下車は不可
  問合せ先:岩国市観光振興課、電話0827-29-5116

レトロな町並みにはちょっと「あざやか」な感じの木炭車も何度か目にするとそう感じなくなった。ひいきなものだ。定員3名は家族向きだろうか。

(写真:木炭車の特徴は後姿、発着点の西岩国駅にて)
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霧の朝

2010年06月19日 | ウオーキング 散歩
           

濃霧注意報が今朝の早い時間に出ていた。ウオーキング時間、濃い霧のせいもありいつもより街灯の明るさが目立つ。小雨も混じり傘をさすと弱い雨音がする。シャツはすぐにしっとり。今朝は皆さんお休みか、ひとりも出会わない。ドラマなら何か起きそうな場面設定だ。もう少しで家に帰りつくころ。

どこからか「うぉー」という「悲しそうで、うめく」そんな弱い声が途切れ途切れに聞こえる。見回すと歩道橋へ上る階段の中ほどで、欄干にもたれかかった人の姿が見える。が、すぐに崩れ落ちたように見えなくなった。5時を回ったころ。酒酔いかと思ったが、何か感じが違う。そばの交番はパトロール中で不在。

歩道橋の下へ駆け寄った。階段の上り口に女物の靴が揃えて置いてある。「もしや」、急いで駆け上り「どうしました」と声をかけた。階段にうずくまるようにしていた人が驚いたように顔を上げた。まだ若い。「大丈夫です」と立ち上がり、素足で靴とは反対側の階段を急いで下りた。逃げるように感じた。ジーンズの膝から下はずぶ濡れ。「靴は」と声をかけたら「置いています」と靴の方へ回っていった。

これだけの、ほんの数分にも満たない歩道橋で起きた顛末。声と足どりは普通に感じたが、顔を上げたときの「我に返ったような驚き」は普通ではない、そんなことを思いながら残りの道を急いだ。

(写真:霧にかすむ錦帯橋畔のホテル)

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無農薬と根気

2010年06月18日 | 生活・ニュース
           

今年も大葉が濃いグリーンに育ち食欲を誘う。名前の通り大きな葉、我が家2人の食卓には十分な量が育っている。青紫蘇と呼んでいたように思うが今は「大葉」と表示されている。何でも、料理の世界の呼び方という。

昨日の夕方には虫食い葉は見えなかったのに、今朝見たらその跡が残っている。「主人は大葉を小さくきざんでソーメンの薬味にするとよろこぶ。虫もこの葉を好む。虫さん、主人の分だけは残しておいて」そんな随筆を読んだことを思い出した。

緑濃い大葉、人も好めば虫も同じなのだろう。このまま虫に食べつくされては困る。葉の1枚1枚の表と裏を調べてみたが、満腹になりどこかで眠っているのだろう、1匹も見つからない。

かといって、生で食べる事の多いこの葉。虫を近づけない、虫に食べさせないために消毒するわけにもいかない。当分は、大葉1枚ごとの表裏を眺めるのが最善の対策だろうが、根気のいる虫との掛け合いになる。無農薬のためにはしかたない。

「体に優しい大葉は日本のハーブと呼ばれています」、こんなキャッチコピーを見た。庭のプランタンで育つ香味料としても薬味としても欠かせないひと品、虫たちに先を越されないように、めがねを掛けなおす。

(写真:虫との競争など知らぬ様子の大葉)
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撮りかた

2010年06月17日 | 回想
                

ブログ散歩をすると、今が盛りと咲く菖蒲やアジサイ、水が満々と張られた棚田や田植えの様子、大小の虫と彼らがとまる野山の草木など自然をきれいに撮り、短い文章と共にページが飾ってある。

その構図は撮る人なりに異なる。同じ花も作者の切り取りかたで、容姿が柔らかくもあり凛々しくもある。棚田は皿のような1枚ごとの姿やそのつながり、日の出から日の入りまでの色の移ろい、観賞する者にはその風景に農作業の美を感じる。

通りがかりに見た菖蒲を撮る人たち。全景、接写、アップ、俯瞰、三脚、傘などいろいろなスタイルが見える。皆さんの共通点は長~いレンズ。それも多くの人は複数台、と大きな機材入れ。私てきにはみなプロの構えに見える。

高校卒業と同時に買った一眼レフ。白黒のフィルムを無駄にしないように一枚ごと、考えて、丁寧に撮っていたころが懐かしい。少ない機能に経験と勘を少し上乗せして。現像を見るまでは夢があった。

便利になった近代的なカメラ。白黒フィルムのころからすれば撮り方が雑になった。簡単に撮り直しができるのが原因と分かってはいるのだが。それでも兼好法師の「徒然なるままに」からをまね「この1枚に定むべしと思え」と撮ることはある。

1眼レフの電池を外してからの月日、もう分からなくなった。

(写真:手のひらサイズのデジカメの腕はこの程度)
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W掲載の朝

2010年06月16日 | エッセイサロン
              

最期の朝
2010年6月16日 毎日新聞「はがき随筆」掲載

 ご主人様のウオーキングに合わせて朝3時50分にセットされている目覚まし時計。その中で働き続けて何年になるだろうか。少し前から針を進める力が弱くなり、ベルを鳴らそうとすると息苦しい。

 今朝はかすかな音でやっと「リリリ……」と鳴らしたが、30分遅れだった。ご主人様のウオーキング出発を遅らせてしまった。ご主入様は「いよいよ、替えどきか」と力の衰えに気づいてくれた。狭い住み家から私たちを取り出したご主入様。「ご苦労さん」と慰労してくれ、回収袋に入れてくれた。私たちは、務めを終えた乾電池。
  

「指さし確認」で交通安全
2010年6月16日 毎日新聞「みんなの広場」掲載

 高齢の歩行者が遭遇する交通事故は、道路の横断中が多いという報道を目にした。思うに、自分は大丈夫という油断や不注意が原因ではないか。

 私は道路を横断するとき、左右の確認はルール通りにしている。加えて、顔の動きに合わせて、顔を向ける方を人さし指でさして確認する。安全なら「よし」とつぶやいてから横断を始める。目視だけより、しっかり安全確認ができる。特にスピードを出して接近する車の確認に有効だと思う。

 この「指さし確認」は、安全確認の方法として多くの企業が取り入れている。企業の事故防止と共に、自分の身を守ることに役立つと工場勤務の経験から学んだ。

 車の運転中は通学する児童の列など注意が必要な時、「指さし確認」をしながら進む。運転歴は四十数年になるが、無違反である。今後も通院や買い物、ボランティア活動で運転する必要がある。自分の指で安全を確かめながら、歩行も運転も無事故でいきたい。

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雨のいち日

2010年06月15日 | 陶芸
                

朝、4時ころ小雨だった。5時過ぎくらいから雨になり、夕方近くまで降り続いた。市内山間部では50ミリ以上降ったようだ。このところの好天で、う飼いのある錦帯橋付近の川幅も心なしか狭くなっていたが、少しは潤うだろう。

陶芸教室の例会日。迎えのバスが出発のころ雨足が強くなった。会場周辺は濃い霧で瀬戸内海は見えない。瀬戸内海は見えなくてもろくろを回し、粘土をこねることには何の差しさわりもない。

ろくろを回して作るとき、まず円心を決める。円心にたいし周囲対照となるよう円筒形を作り上げるといい形になる、と指導を受ける。円心は何とか決まる。円筒形が難問だ。

最近、完璧ではないが、周囲対象の円筒形らしくなってきた。すると、厚い粘土の壁を薄くするため削り落とす工程で、楕円が回転するときに起きる抵抗の強弱が弱くなった。その結果、これまでになくスムースに削れはじめた。少し進歩したか、と内心でひとりごと。

小さな器で基礎をしっかりつかむ、今一度初心に返って粘土をこねて見よう。

(写真:夕方まで続いた梅雨らしい雨足)
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鳥居の力

2010年06月14日 | 生活・ニュース
             

鳥居は神社の参道に立っており、神域を示す門という。写真でしか知らないが、伊勢神宮を初めとする由緒ある神社のそれには、神域というより神威を感じる。こんな話がある。

ゴミが不法投棄される場所へ、おもちゃのような小さな鳥居を立てたら投棄がなくなった、という話を聞いたことがある。先日、似たような試みをTVで放送していた。その効果は顕著で盗み撮りで実証していた。また試しに置かれた鳥居に手を合せる人もありその威力を感じた。

氏神さまの鳥居をくぐるのは1年に何度というより、初詣を除けば無いと同じだ。鳥居はくぐらないが、早朝ウオーキングのとき、境内へ上る石段の下にある大鳥居の下で手を合せる。その時間に行きかう人はみんなそうしている。

特に高い信仰心があるからではなく、小さいころから「氏神さま」と教えられたことが、鳥居の下を通るときそうさせているように思う。動機はともあれ、礼をすると気持ちよさを覚える。

ある墓地で、枯れた花や、持参した花の包装フィルムなどがいつかからか捨てられ、小山になった。どなたか分からないが「ゴミは持ち帰りましょう。ご先祖が見ておられます」という手製の札を立てられた。それからゴミが捨てられなくなった。まだまだ救いがある。

(写真:ある神社の下の小川で遊ぶ水鳥)
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「はやぶさ」の帰還

2010年06月13日 | 生活・ニュース
               

2003年5月に打ち上げられた小惑星探索機「はやぶさ」が今夜遅く帰還する。帰還の場所はオーストラリアの砂漠という。地球に戻るカプセルは直系40センチ、砂漠の中で上手くみつかるといいが。打ち上げ時の重さ510キロ、高さ1mで幅5.7m、太陽光発電用のパネルも備えていた。

小惑星、金星など8つの惑星のほか数万個の小惑星が太陽の周りを回っているという。それは数メートルから数キロのものがほとんどで、形はいびつという。小惑星は岩でできており、彗星のように岩とちりにまみれた氷の塊とは違う。

「はやぶさ」は、地球から約3億キロ離れた「ITOKAWA」という、長さ450mほどで、じゃが芋のような形をした小惑星を観測。2回着陸し物質を回収した、と思われている。それは帰還しての楽しみ。持ち帰れば月以外の初の物質で、太陽系の初期が分かるかも知れない、と夢は広がる。

「ITOKAWA」は「イトカワ」で日本のロケットの父と呼ばれる糸川英夫博士の名前からつけられた。

先月末に打ち上げられた金星探索機「あかつき」は、地球からおよそ800万キロ付近を飛行飛んでいる。さて、明日の朝のTVが楽しみだ。この歳になっても、こんな話題が好きなんです。

(写真:はやぶさが撮ったITOKAWA、JAXAのHPより)
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さざなみ

2010年06月12日 | 生活・ニュース
               

友愛内閣も短命だった。あるときから国民の声が「それは違う」と世論調査という扉をドンドン叩いた。叩いても叩いても届かなかった。それが聞こえたときは扉の周りに人がいなかった。

友愛、広辞苑では「兄弟の間の情愛。友人に対する親愛の情。友情」などとある。そこには国民全体、有権者をあらわすような解釈が見つからない。だから、いくらドンドン叩いても聞こえなかったろうし、叩く方も叩くところを間違っていた事になる。形容詞的言葉になんとなく酔わされていた、と反省する。

新しい内閣も大臣の辞任、事務所費のうんぬんなどさざ波が立っている。辞任はともかく、事務所費など、かって多くの例があり、大臣を辞した人もある。そんな時どうして見直しをしてこなかったのか、不思議でならない。

龍馬の立像のある桂浜を訪れたとき、観光バスのドライバーさんに教えられたこと。穏やかな波のときでも、何千回かに1度、大波がきます。穏やかといって、波打ち際に近づかないように、と。瀬戸内海では思いつかない。

川底の石も見える清流・錦川のさざ波を見下ろしながら、新しい内閣がいつくるかも知れない大波から国民をどう守ってくれるか、少し気にしながら、考えていた。

(写真:郷土が誇る清流、錦帯橋のすぐ上流付近)
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まるがり

2010年06月11日 | 生活・ニュース
               

梅雨入り前、その鬱陶しさをしのぐためいろいろな方法がある。我が家ではそのひとつとして庭木を剪定をする。庭木とか剪定とか大それたものではない、春から伸びた枝や葉を切るだけのこと。脚立を使っての作業だけに、ケガをしない事が1番、仕上がりは2番という事になる。

そのキャリアは40年を超える。が、技術的な進歩はともかく、作業手順と要領だけは進歩した。切り方が悪いので翌年、不要な枝葉が増える。ひとつだけ教えられた事を守っている。それは上・下にスーと伸びた小枝を切り落とすこと。

切った枝葉は燃えるゴミとして出す。この時期、どこの集積場でも枝葉を詰めた袋をよく見かける。業者は持ち帰るので、どこの家も似たようことだ、と納得する。先日、軽トラ1台あまりも積んであったが、翌朝には残っていなかった。収集の方ご苦労さんです。

さえずりの道を覆うほど伸びていた雑草がまるぼうずにされ、きれいに掃除された。さっぱりした気持でウオークしている。虫が鳴くころにはそれなりに伸びてくる雑草、やっぱりたくましい。

暦の上では今日が入梅。予報では明日か明後日か。庭には少し潤いが欲しい。

(写真:さすがプロ、伸び放題の雑草は見事な丸坊主に)
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