日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

明け方の川面

2010年06月05日 | 自然 季節
               

川とは「地表や地下の水が集まって地表を流れる窪み」と味気ないようだが、これが伝え継がれた表し方とか。この窪みは自然の力で長い年月を経て姿を変える。時には自然に逆らう人の力でも変えられる。それでも水は逆らわずに終点の海や湖などの河口へ向って流れる。

名勝・錦帯橋の架かる錦川は、本流で110キロ、支流を含めると332キロと2級河川ではあるが県内最大の川である。この錦帯橋付近を散策やウオーキングをする地域の人は多い。近くのホテルから、朝のジョギングに出かける人と挨拶を交わしたこともある。

川の表情は面白い。流れが止まっているように見える鏡のような川面、川下からの強い風に吹かれて逆流を感じさせるような波、上流からの強い風は流れを速めるかのような忙しげな波。毎日、違った表情の川面は面白い。

今朝、さざ波が白みかけた空模様を写し輝きながらゆっくりと流ている。大きな弧を描くその帯は、無数の星が光る天の川にもにている。遠くを走る車のライトが流れ星を演出する。

日ごろは静かな表情の清流も、1年に何度かはどす黒く濁った怒りの表情に変わる。これから雨の季節、どんな川の姿を見せてくれるだろうか。

(写真:地上に降りた天の川)
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