日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

山モモ

2019年06月21日 | 生活・ニュース

 160回目のエッセイ月例会。毎月エッセイとは別の話題も登場する。それまで知らなかったことを教わり「ヘェ~」と驚きながらも楽しみでもある。十人十色というがその倍ほどの会員が居れば毎月発信はある。今回は、植物通の男性会員が、葉っぱがはみ出ている大型のポリ袋を持って登場。植物持参はよくあることで今回はなに、と注目する。

 それは庭で育った山モモ、実が落下して周辺を汚すので枝を切って持参したということだった。この山モモは野生でなく園芸用なので、実は大きく完熟すると黒赤色になると口にできる。まだ、食べごろではないが一個食してみた。まだ酸っぱくて甘みは無かったが、久しぶり、いや何十年ぶりかの味わいだった。

 山モモと言えば子どもころの遊び場に山モモの木があった。そこは山の斜面を少しばかり上った松林の中に1本あった。野生の山モモの粒は園芸用に比べれば小粒だが、当時、園芸用などあることは知らなかった。山モモだから山にあるくらいの知識しかない。何人もの子どもで楽しんだものだ。木の位置も食べ方も順送りだった。

 その山モモの大きな木の姿を忘れてはいないが、しかしあれから70年近く過ぎた。その山の麓ではサルを見かけることがあるという話を聞いたが、山遊びのころには無かった話だ。もし子どものころサルがいたら私らのおやつにはならなかっただろう。ザラメの飴玉に似た山モモが、山を駆け回ったころを思い出させてくれた。一枝持ち帰り花瓶に挿している。
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