日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

蔓の力 

2012年06月24日 | 回想
              

 2メートルくらい伸びたサルトリイバラ、その中ほどあたりのツル一対が空を切り泳いでいた。他のツルは上手くそばの小木に巻き付いている。そのためかその揺れがあせっているいるように見える。何かにつけ遅れ気味な自分に照らして空を切る寂しさ切なさがなんとなく伝わる。と言って手助けはこれまたよくない。写真を撮り努力する姿を記録してやった。

 プランターのキュウリは支柱を頼りに上に上に伸びている、伸びてはいるがツルが支柱に巻きつくから立っていられる。朝顔もゴーやもみな同じで立っている。そのお陰で日差しを浴びることができる。そのお礼に花を咲か咲かせたり実の収穫などで人に喜んでもらっている。こんなことを思いながらツルを眺めると面白い。

 キューリのツルの伸びが早いのは茎を支えるという使命からだろう。その先端に目があるかのように巻きつく場所をとらえる。すると何重にも巻きつく、それはくるくる巻き。その終着は茎を守るまでしっかり巻きつく。風が吹いても茎が倒れないほどきつく締まっている。感心ながら植物の遺伝の不思議さに驚く。

 サルトリイバラ、これの葉は光沢があってきれい。柏餅の柏の葉の変わりに使っていた。その時期には山へ取りに入った。これには棘がある。結構大きなそれに引っかかるとたいへんなので、長袖のシャツを着て出かけたものだが、今では味わうことの出来なくなった思い出でになった。都会の子どもらには思いつきもしないだろう子どもだけの山遊びだった。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モリアオガエルの卵塊 | トップ | 少し晴れ間を »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
作りたくなったな (まな母)
2012-06-24 23:07:43
この葉っぱを見たら柏餅を作りたくなりました。
夏には葉っぱを、秋には赤い実を追いかけ年中サルトイイベラ(サンキライ)が気になります。
返信する
大小いろいろ (金ちゃん)
2012-06-25 12:42:15
小学生の頃、同じような大きさを2枚組み合わせるのが役目でした。
返信する
鹿児島では… (アカショウビン)
2012-06-25 16:47:03
「かからん葉」と言います。
鹿児島弁で「さわるな→かからん」がその由来みたいです。
「サルトノイバラ」ってこれなんですか?
知りませんでした。

かからん団子は美味しいですが、最近はニッケの葉で包んだ、「けせん団子」の方が好まれるようです。
返信する
まな母さん ( tatu_no_ko)
2012-06-25 20:21:16
柏餅、ゼヒ是非お作りください。例会で待っています。
いつでしたか、この葉の話で例会が盛り上がったことがありました。
今年の出来はどんなですか。
返信する
金ちゃんさん ( tatu_no_ko)
2012-06-25 20:23:19
2枚で挟んでから蒸していました。
葉の色変わりが不思議でした。
ところで最近、作られましたか。
返信する
アカショウビンさん ( tatu_no_ko)
2012-06-25 20:28:03
かからん葉、あの棘に触ったら大変です。かからん、の意味がよく伝わります。
こどものころニッケの根は掘っておやつにしていましたが、葉は思い出せません。
我が家は柏餅はスーパーで、となりました。
返信する

コメントを投稿

回想」カテゴリの最新記事