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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

私も歌えた

2025年05月26日 | エッセイサロン
2025年5月26日 毎日新聞「わたしの気持ち」掲載

 本欄の「カラオケ万歳」(4月10日)を拝読しながら、書き出しの数行は、私の経験と同じで驚いた。筆者が努力をされて、カラオケ万歳になられるまでの楽しい過程を心地よく読んだ。
 私も人前では音痴で歌えないと決めこんでいた。就職してからも「歌のない宴会が大好き」。そんな冗談を言っていた。しかし、仕事でいつまでも「歌えない」では通せなくなった頃だった。ある飲み会の流れでカラオケに誘われた。私は歌わなかったが、仲間か歌った伍代夏子の「戻り川」の映像が地元の国名勝・錦帯橋周辺の美しい景色だったことが気に入った。そして 「よし、これを持ち歌にして『歌えない』を解決しよう」と思いついた。
 といって誰かに教えを乞うことは思いつかず時間は過ぎていった。通勤で車を運転しながらふと思ったのは、車中でCDをかけ歌ってみることだった。歌詞は早く覚えられたが、カラオケで歌う勇気はなかなか出なかった。
 どのくらい練習を重ねただろうか。ある宴会の流れのカラオケで初めて披露した。点数は忘れたが、みんな驚いて「歌えるじゃないか」と拍手してくれた。最も驚いたのは自分だった。それからは持ち歌を増やそうと頑張った。
 退職してから歌う機会はなくなったが、音痴だった自分の懐かしい思い出だ。「涙みせたら」の歌い出しはいつまでも忘れない気がする。

 (今日の575) カラオケが何とか歌にしてくれた
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町内のカラオケ仲間・・ (sibuya)
2025-05-27 08:18:11
 町内の後期高齢者の男性仲間だけでカラオケを
楽しんでいる。数人は「肺がん」の初期で医師から
カラオケで空気をいっぱい吸って大きな声で歌う
のがリハリビだ・・と 残りの爺は足腰が悪く
外出するの唯一の楽しみだ。
 女性を入れないのは おしゃべりが多く歌っても
雑談話に歌が邪魔されるからだ。
 男同士 古い歌が多いのが取り柄だ・・
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