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縁起凧

2021年08月26日 | 生活・ニュース

 伺った家の壁に「縁起凧」と染め抜かれた横長の布にいくつかの凧が描かれている。いろんな種類がある、面白そうだと眺めていると「それは手拭です」と教えられた。「どういういわれかわからないが、いただき物ですが面白そうなので飾っている」と続いた。縁起は社寺に由来する言葉らしく、また、悪い兆候を吉に祝いなおすともいわれることから「縁起がいい」などと使う。

 どういう基準で選ばれたのか分からないが、全国から23個の凧が描かれている。これまで見ている形が多いが、初めての形もある。その一つに伊勢原市の「あぶ(虻)凧」がある。虻に刺された経験のある人は多かろうが、その人を刺す虻が原図のようで、江戸時代から今も続いているという。風が弱くても揚がる風袋がついているそうだ。ほかに蝉や蝶、蜂などもある.。

 山口県では下関の「ふぐ凧」が描かれている。見たことはないが、下関にはフグ凧が誇らしげに風に揺れている地域がるという。下関といえばフグの街、この凧も全国にフアンがおられるという。ふぐ凧は、口の部分を中抜けにした構造とユニークなふくの顔がとても印象的とPRされている。フグ提灯や土鈴は見たことはあるが凧は初めて知った。

 凧は細い竹ひごを骨組みにして紙を貼り糸をつけ風の力を利用して空高く揚げる。そのために尾の長さを変えたり糸の位置を変えたり工夫して競ったことことを思い出す。凧は正月の遊び道具という印象だが、最近は西洋凧のカイトが楽しまれている。手作り凧より高く揚がっている。手拭の縁起凧、まだ話しは続きそうだ。
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