日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

稜線くっきり

2016年08月29日 | 生活・ニュース


 イソップ寓話の一つに「オオカミ少年」あるいは「狼と羊飼い」という話がある。嘘をついてはいけない、そんな例えに聞かされた。話は、羊飼いの少年が「狼がでた」と退屈しのぎに嘘をつく。大人たちは嘘とは知らず武器を持って出てくるが徒労に終わる。少年はこれが面白く同じ嘘を繰り返す。これが災い、本当に狼が現れ時に誰も信用せず助けは無かった。ヒツジはすべて狼に食われた。

 8月になり連日のように「大雨・洪水・雷注意報」が出る。少し雲が多くなるとひと雨を望むのは畑作物や花ばかりでなく、人らも同じ生き物として期待する。日が沈むころ注意報解除のメールが入る。この繰り返しにイソップ寓話を思い出していた。

 狼は出なかったが本当に雨が降った。昨日の早朝、大雨・雷・強風・洪水注意報が出た、天気予報通りなら雨がやってくる、そう思っていると数時間後に警報に変わる。夕食後に雨音が聞こえ始めた。久しぶりの雨らしい雨、それが車庫の屋根を打つ音もリズムよく聞こえるから不思議だ。降り始めてしばらくして警報は注意報に変わる。市の北部、錦川流域では100㍉を越す雨量、市街地も数十ミリを超えている。よかった、稲刈り前の方には申し訳ないが。

 朝刊をとりに玄関を出る、すっきりした空の青さと少しひんやりする空気に雨の恵みを感じる。錦川の水、今日は濁りのままに下っていく。遠景の稜線も久しぶりすっきりしている。陽が射しても今日はエアコンなし、ひと雨ごとに秋深まる、そんな予感がする雨上がりの一日だった。朝刊に「猛暑のつけぼつぼつ来るぞ電気代」という川柳が載っている。今夏の異常な暑さを詠んだ一句、我が家も例年になくエアコンを使用した。ただ健康は電気代には変えられなかった。
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