先日、ブログを開いてから16年目に入った。開設のきっかけは「岩国エッセイサロン」の会に入会した際、自己発信のひとつとしてブログを教えられた。すぐに開設し、15年目の終了が5,478日目となった。8年目からは毎日書き5,387編となった。内容はその日気づいたことや感じたことばかりだが、総字数は310万字余、原稿用紙で7,750枚になる。書くというものの、実際はパソコンを使うから達成できたことで、パソコンに感謝のひと言でしかない。
ブログを始めてから毎年この時期になると決まってやることがある。それは、1年分の全文を印刷、目次を作り、そして1冊の自作本を作る。ひま暇に前もって準備はしておくようにはしているが、緊張感が湧くのは1年が終わるころで、作家の「締め切りに追われて」という気分が味わえる。製本し、表紙をつけて例年と同じように仕上がり小さな達成感を感じる。
65歳という高齢者に仲間入りして始めたことではあるが、よく続いたなと思う。最近は、元気だから続けられる、書けることは健康のバロメーター、そんな指針にもなっている。昨年に続き今年も新型コロナに関する内容が多い、これも社会現象の一つとして留められる。
15年分、素人手作り本ではあるがその15冊を並べる。ブログには子どもの頃の回想、社会へ出てからの経験や体験、親をはじめ人との別れなど身の回りのこと、地域や同好会などを綴っており、小さな小さな自分史が並んでいるように思えてちょっと感激する。16年目、人生でいえば高校生に進級した。学齢にふさわしい内容の進歩を思いながら新しいページに向かう。
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