市内には、最盛期の半分ほどに減ったが5つの蔵元で日本酒が作られている。日本酒とは日本固有の酒で、ビールやウイスキーなど外来の酒に対していう。和食ブームで日本酒の売れ行きは好調、特に山口県産は人気が高い。酒米が不足しているとローカルニュースでは聞く。その酒米増産に酒造会社も農家と一緒に取り組むとか。
酒の味は飲む人の好みで評価が異なる。有名で高価なら全員が美味いかとは一概に言えない。ある資料によると味の濃淡と香りの強弱の4分類した呼び方が分かりよい。それによると塾酒(じゅくしゅ)は香りも味も濃厚な酒で熟成酒など。醇酒(じゅんしゅ)は香りは淡く味が濃厚な酒で純米酒や山廃など。薫酒(くんしゅ)は香りが濃く味は淡い酒で主に吟醸系など。爽酒(そうしゅ)は香りも味も淡い酒でさっぱりした生酒。
こんな予備知識を持って酒まつりに出かけた。会場広場には酒とそれの肴、もろもろの食べ物の香りがして予備知識は役立たずとなったが、大勢の愛飲家の笑顔は写真になる。参加の目的は郷土芸能「こぬか踊」を撮るためで私は初めから酒は無縁だった。こじんまりした舞台一杯に舞う姿は何よりの肴になったと思う。
祭り広場を見下ろす直径5㍍の大杉玉、日本一の大きさと案内の人に教えられたが蔵元のシンボルとして存在感を感じさせる。広島ナンバーのバスを見かけたが、毎年、チャーターバスで参加という広島のブロガーさんたちだろうか。いい機嫌の元同僚に出会う、ここならではの出会いに乾杯と肩をたたきあった。
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