日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

お茶うけ

2022年11月29日 | 生活・ニュース

 小春日和の日だった。訪ねた家で「少し時期遅れですが」と出されたのは、箱に並べられた秋の草花や果実をかたどった和菓子だった。その美しい出来栄えにしばし見とれる。「お好きなのをどうぞ」と勧められるが、どれも口にすることを遠慮したくなるような姿だった。県央部からやってきた人の土産という。

 自分は食に詳しくないことはよくわかっているが、それでもこれほど秋の自然を模して並んだ菓子を写真でも見た記憶がない。栗も柿もススキも菊も、とにかく色合いも形も手が込んでいることから、鑑賞するという雰囲気になる。

 見ていると食べ物ではあるが「食欲の秋」ではなく「芸術の秋」を感じさせる。見惚れていたのか後で気づいたが箱に並んだままを撮っていないことが残念でならない。

 私は洋菓子、ケーキ類はよほどのことない限り口にしなしい、自分からは注文したことがないくらい、どちらかといえば和菓子派になる。これらがなくてもお茶でもコーヒーでもしっかり頂ける変わり者のようだ。頂いたもみじは落ち着いた和の味はお茶の渋さとつりあってよかった。

 (今日の575) 秋すがた和菓子に寄せたたくみ技
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 育ちすぎても | トップ | いいみらい »

コメントを投稿

生活・ニュース」カテゴリの最新記事