日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

網を張る

2012年09月13日 | 社会 政治
           

 山裾の小道を歩いていたら、名前は知らないが似たような蜘蛛の巣が数張り並んでいる。その芯で各網の主はじっと獲物が掛かるのを待っている。そのうちのひとつを大きな虫が突き破って通り抜けた。網は一部分が破れ大きく揺れた。それでも主は芯のところから動く様子は無かった。唐突だが、永田町の騒ぎが浮かんだ。 

 代表と総裁、呼称は違うが、今の日本の2大政党の党首選がトップニュースになっている。党首になれば片や総理続行かこなた近々総理になれるかもしれない、日本のトップの座を競う選挙。だが、党員やそのサポーターでないと投票権が無い。党や議員身分だけの都合で総理を変えてもらっては困る。

 立候補を名乗り出るまでの経過、報道で知るわけだが、あちらの縦糸からこちらの横糸まで四方渡り歩いて初めてその意志表示にいたる。意思表示があると、代表や総裁に就任したらこうする、その考えだけでは運営できないかのように、人間関係を含めたもろもろの情報や裏話が出る。それらに持ちこたえられる力がないと、党首選は戦えないようだ。
 
 「網の目に風たまらず」といわれる。しかし、名乗りを上げるということは「網なくして淵にのぞむな」の例えどおり、そこには何かの網が張ってあるのだろう。かっては飛びかったという実弾は消えたという。変わりに論功褒章や論功人事とい活字が報道に載る。投票権のない者の願いは国民のための政、それだけだ。

 
 

 

 
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