日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

支えられて咲く

2018年04月03日 | 自然 季節

 例年より早く開花し4月を待たずに満開となった桜、短い自分の命を知ってか知らずか散り始めた。天気予報では週末は雨模様かと傘と雲のマークを出している。雨に降られた桜は重く垂れさがり花の季節の終わりを告げる。

 錦帯橋畔や吉香公園には染井吉野が3千本と言われる。その寿命は60年だ80年だと聞いているが定かな年数はどのくらいだろう。公園には植え付け日が確かな桜、吉川家の記録から今年で132年目になる長寿桜の木がある。また、樹齢は分からないが大きな木、古老の木は支柱で支えられたた姿も多い。染井吉野の宿命と聞くが、幹が空洞でよく立っていると感心するような木も立派な花を咲かせる。
 
 そんな古木を通り越えた桜の木、というよりその樹皮だけになった古木に今年も花が十数輪、花は小さめだが立派に咲いた。数本の支柱に守られて何年になるだろう、自然の力の強さとその不思議さに毎年感動する。スギの木がその周囲を囲み見る人は少ないが、先日は若い外国人女性が熱心に撮っていた。日本の良い思い出になるだろう。

 日本人は、古来から誇らしく美しく盛んに咲く桜を称えてめでながら、その散りぎわの潔さに心をうたれてきた。こうしたことから桜が日本人の心の中に息づいている、という短い文を読んだ。学校も社会も桜の季節から新しい年が始まる。咲きぎわ散りぎわの厳しさ苦しさを知ることになる。支え合えば咲く、そのためにはいい仲間を作れと樹皮の桜に教わる。
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